管理栄養士の過去問
第24回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問34
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問題
第24回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問34 (訂正依頼・報告はこちら)
疾患に関連する病態・症候・検査についての記述である。正しいのはどれか。
- クスマウル大呼吸は、胆石発作でみられる。
- 黄疸は、溶血性貧血でみられる。
- 1秒率の増加は、慢性閉塞性肺疾患でみられる。
- 下血は、過敏性腸症候群でみられる。
- 頻脈は、甲状腺機能低下症でみられる。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.溶血性貧血では、大量のヘモグロビンが代謝されてビリルビンが過剰となり、黄疸を生じます。この場合、間接ビリルビン値が高くなります。
よって、正しい答えとなります。
3.1秒率の低下は、慢性閉塞性肺疾患でみられます。
4.下痢は、過敏性腸症候群でみられます。過敏性腸症候群は、腸管の運動や分泌の機能異常で起こり、炎症や出血などの明らかな病変は認められません。
5.頻脈は、甲状腺機能亢進症でみられ、甲状腺機能低下症では、除脈がみられます。
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02
クスマウル大呼吸(深くて大きい呼吸)がみられるのは糖尿病ケトアシドーシス(ケトン体の合成亢進)です。
糖尿病ケトアシドーシスは、代謝性アシドーシスを示す要因です。
2.○
溶血性貧血は、溶血によってヘモグロビン分解が亢進することによってビリルビンが増加し、溶血性黄疸を生じます。
間接型ビリルビン値が上昇します。
3.× 1秒率の低下は、慢性閉塞性肺疾患でみられます。
1秒量(努力肺活量のうち呼出を開始してから最初の1秒間に呼出される空気量)の努力肺活量に対する%を1秒率といいます。
1秒率は起動に狭窄があると呼息がしにくくなるため減少します。
慢性閉塞性肺疾患は主に喫煙によって起こる不可逆性の気流閉塞(炭酸ガスの呼出障害)を伴う病態です。
4.× 下痢は、過敏性腸症候群でみられます。
過敏性腸症候群は、器質的病変はみられず、腹痛を伴う便秘・下痢の交代性の便通異常がみられます。
下血がみられるのは十二指腸潰瘍などです。
5.× 頻脈は、甲状腺機能亢進症でみられます。
甲状腺機能低下症(橋本病やクレチン病)では徐脈がみられます。
甲状腺機能亢進症の主な疾患はバセドウ病です。
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03
3.慢性閉塞性肺疾患では、1秒率は低下します。
4.過敏性腸症候群では、下血はみられません。
5.頻脈は、甲状腺機能亢進症えみられます。
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