管理栄養士 過去問
第24回
問77 (基礎栄養学 問77)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

管理栄養士国家試験 第24回 問77(基礎栄養学 問77) (訂正依頼・報告はこちら)

消化に関する記述である。正しいのはどれか。
  • ガストリンは、膵臓から分泌される。
  • でんぷんの消化は、十二指腸から始まる。
  • 脂肪の胃内滞留時間は、糖質よりも短い。
  • 胃酸分泌は、胃内容物が十二指腸に移行することにより抑制される。
  • 胃酸分泌は、迷走神経が亢進すると抑制される。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (4件)

01

消化に関する問題です。

選択肢1. ガストリンは、膵臓から分泌される。

ガストリンは、胃の幽門前庭部にあるG細胞から分泌される消化ホルモンです。 

選択肢2. でんぷんの消化は、十二指腸から始まる。

でんぷんの消化は、唾液中に含まれるアミラーゼという消化酵素により分解されるのが始まりです。 

選択肢3. 脂肪の胃内滞留時間は、糖質よりも短い。

胃内滞留時間は、脂質が最も長く、次にたんぱく質、糖質となります。 

選択肢4. 胃酸分泌は、胃内容物が十二指腸に移行することにより抑制される。

胃酸分泌は、小腸で合成されるセクレチンの働きにより、胃内容物が十二指腸に移行することにより抑制されます。 

選択肢5. 胃酸分泌は、迷走神経が亢進すると抑制される。

胃酸分泌は、迷走神経が亢進すると促進されます。

参考になった数9

02

消化に関する問題です。

選択肢1. ガストリンは、膵臓から分泌される。

ガストリンは胃の幽門腺のG細胞から分泌される消化管ホルモンです。
ガストリンの作用は、胃酸とペプシンの分泌促進です。

選択肢2. でんぷんの消化は、十二指腸から始まる。

でんぷんは、唾液中の消化酵素アミラーゼにより分解されます。

選択肢3. 脂肪の胃内滞留時間は、糖質よりも短い。

 胃内滞留時間は脂質が最も長く、次にたんぱく質・糖質と続きます。

選択肢4. 胃酸分泌は、胃内容物が十二指腸に移行することにより抑制される。

正しいです。セクレチンは、十二指腸壁のS細胞から分泌され、ガストリンと胃酸分泌を抑制します。

選択肢5. 胃酸分泌は、迷走神経が亢進すると抑制される。

迷走神経が亢進されて、胃液の分泌が促進されます。

参考になった数5

03

消化に関する問題です。

選択肢1. ガストリンは、膵臓から分泌される。

ガストリンは、胃の幽門腺のG細胞から分泌される消化管ホルモンです。

選択肢2. でんぷんの消化は、十二指腸から始まる。

でんぷんは、唾液中の消化酵素アミラーゼにより分解されるため、口の中で分解されます。

選択肢3. 脂肪の胃内滞留時間は、糖質よりも短い。

胃内滞留時間は脂質が最も長く、糖質が最も短いです。

選択肢4. 胃酸分泌は、胃内容物が十二指腸に移行することにより抑制される。

正解。

選択肢5. 胃酸分泌は、迷走神経が亢進すると抑制される。

迷走神経が亢進することにより、胃液の分泌が促進され、食べ物の消化活動が活発になります。

参考になった数4

04

消化に関する問題です。

選択肢1. ガストリンは、膵臓から分泌される。

ガストリンは「胃」から分泌されます。

選択肢2. でんぷんの消化は、十二指腸から始まる。

でんぷんの消化は、口で唾液により始まります。

選択肢3. 脂肪の胃内滞留時間は、糖質よりも短い。

脂肪の胃内滞留時間は、糖質よりも長いです。

選択肢4. 胃酸分泌は、胃内容物が十二指腸に移行することにより抑制される。

正解です。

選択肢5. 胃酸分泌は、迷走神経が亢進すると抑制される。

胃酸分泌は、迷走神経が亢進すると促進されます。

参考になった数4