管理栄養士の過去問
第24回
応用栄養学 問102

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問題

第24回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問102 (訂正依頼・報告はこちら)

「日本人の食事摂取基準(2005年版)」の推定エネルギー必要量に関する記述である。正しいのはどれか。
  • 授乳婦では、体重減少分が考慮されている。
  • 乳児の値は、基準哺乳量0.92L/日をもとに算出する。
  • 小児の値は、エネルギー蓄積量を加味しない。
  • 成人の値は、国民栄養調査(現国民健康・栄養調査)のエネルギー摂取量を参考に算出する。
  • エネルギー摂取量の不足する確率が、最も低いと推定される値である。

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この過去問の解説 (6件)

01

1.正。授乳期は母体の快復と母乳分泌のために多くのエネルギーが必要であるため、付加量が示されている。
2.誤。乳児期の基準哺乳量は、生後0日目~5ヵ月で0.78L/日、6~8か月で0.6L/
日、9~11か月で0.45L/日となっている。
3.誤。成長が著しい小児の推定エネルギー必要量は、基礎代謝量(kcal/日)×身体活動レベル+エネルギー蓄積量で算出される。
4.誤。成人の推定エネルギー必要量は基礎代謝量(kcal/日)×身体活動レベルで算出される。
5.誤。推定エネルギー必要量は、エネルギー出納(エネルギー摂取量-エネルギー消費量)が0となる確率が最も高くなると推定される、習慣的な1日あたりのエネルギー必要量である。

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02

1.日本人の食事摂取基準(2005年度版)における授乳婦の推定エネルギー必要量(kcal/日)=総エネルギー消費量(非妊娠時エネルギー消費量)+泌乳量相当分-体重減少分で求められるので考慮されていると言えるので正。

2.乳児の基準哺乳量は0.78ml/日であるので誤。

3.小児は、成長に伴う組織の増加を考慮し、推定エネルギー必要量(kcal/日)=基礎代謝量(kcal/日)×身体活動レベル+エネルギー蓄積量により求められるので誤。

4.成人の推定エネルギー必要量(kcal/日)=基礎代謝量×身体活動レベルで算定するので誤。
・基礎代謝量(kcal/日)=基礎代謝基準値(kcal/kg体重/日)×基準体重(kg)

5.推定エネルギー必要量は当該集団に属する人のエネルギー出納がゼロとなる確率が確率が最も高くなると推定される1日当たりのエネルギー摂取量であるので誤。

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03

1.授乳期は母体の快復と母乳分泌のために多くのエネルギーが必要であるため、付加量が示されています。

2.生後0日目~5ヵ月で0.78L/日です。

3.エネルギー蓄積量を加味します。

4.「基礎代謝量(kcal/日)×身体活動レベル」で求めます。

5.推定エネルギー必要量は、不足と過剰の確率が最も低いと推定される1日当たりのエネルギー摂取量のことを言います。

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04

1 . 授乳婦では、乳児に母乳を与えることによる体重減少分を考慮して算定されています。

2 . 乳児の値は、基準哺乳量0.78L/日をもとに算出します。

3 . 小児の場合は、成長に伴う組織の増加を考慮する必要があるため、エネルギー蓄積量を追加します。

4 . 推定エネルギー必要量は、1980 年以降に発表された各性及び年齢別の基礎代謝量測定値を考慮して決定した基礎代謝量(kcal/日)と、二重標識水法で測定された身体活動レベルを乗じて算出します。

5 . 推定エネルギー必要量は、エネルギー摂取量の不足する確率が50%、過剰になる確率が50%となる値です。

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05

1.母乳に必要な分が考慮されます。

2.生後0日目~5ヵ月で0.78L/日です。

3.推定エネルギー必要量(kcal/日)=基礎代謝量(kcal/日)×身体活動レベル×エネルギー蓄積量で求めます。

4.基礎代謝量(kcal/日)×身体活動レベルで求めます。

5.推定エネルギー必要量は、不足と過剰の確率が最も低いと推定される1日当たりのエネルギー摂取量です。

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06

授乳婦では出産後の体重減少分、母乳に必要なエネルギーが考慮されています。
乳児の値は、基準哺乳量0.78ml/日をもとに算出されています。
エネルギー蓄積量とは成長による組織増加分に必要なエネルギーのことをいいます。成長期である小児の値はこれを加味する必要があります。
成人の値は二重標識水法で算出されたものを参考にしています。
推定エネルギー必要量は不足と過剰の確率が最も低いと推定される値のことです。

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