管理栄養士の過去問
第24回
栄養教育論 問110
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問題
第24回 管理栄養士国家試験 栄養教育論 問110 (訂正依頼・報告はこちら)
営業職で接待が多く、体重増加を気にしている40歳の男性に対する栄養教育に関する記述である。本人が自ら設定する行動目標として、正しいのはどれか。
- よく飲むアルコール飲料のエネルギー量を覚える。
- 外食のときは、栄養成分表示のある店を選ぶ。
- 体重コントロールを始めることを会社で宣言する。
- 接待の席でお酒を断わるソーシャルスキルを身につける。
- 体重を減らして内臓脂肪の蓄積を防ぐ。
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この過去問の解説 (3件)
01
・行動目標…教育により期待される学習者の変化を表す個別目標が行動にかかわる場合の目標のこと。食行動・食習慣に関する目標が多い。
・学習目標…知識や態度などの目標のこと。
・環境目標…家族や職場環境などの目標のこと。
1.エネルギー量を覚えることは学習目標であり、飲む量を決めることで行動目標となる。
2.体重増加を改善するための行動にかかわっているので行動目標として正しい。
3.宣言することは行動の動機づけとなり環境目標となるが行動目標ではない。
4.お酒を断るソーシャルスキルは学習目標となるので行動目標ではない。
5.内臓脂肪の蓄積を防ぐことは中期や長期の目標であるので行動目標ではない。
よって、2が正。
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02
栄養教育論/栄養教育マネジメントからの出題です。
行動目標とは、結果目標を達成するために必要な食習慣改善に関する目標のことので、短期的で具体的な目標を設定します。
選択肢のうちこれに該当するのは 2 です。
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03
栄養教育での目標設定の流れは以下の通りです。
①「結果目標(最終的に達成したい目標)」を立てます。
②結果目標達成に必要な「行動目標(食改善に関する短期的で具体的な目標)」を立てます。
③行動目標にした行動に必要な「学習目標(対象者が知識や能力を得るための目標)」や「環境目標(家庭や職場環境などの対象者を取り巻く環境についての目標)」を立てます。
1…知識を得るための目標なので学習目標です。
2…体重を減らすために改善したい具体的な目標なので行動目標です。
3…会社での環境を改善するための目標なので環境目標です。
4…お酒を断るという能力を得るための目標なので、学習目標です。
5…最終的にどうなりたいかという目標なので結果目標です。
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