管理栄養士の過去問
第24回
栄養教育論 問109

正解は 5 です。
栄養教育マネジメントではPDCAサイクルというマネジメント手法が使われます。
目標を設定し、その目標に到達するための改善活動を計画-実施-評価-改善の４つの段階に分けて実施しています。

a…計画（Plan）は、これまでの実績や今後の予測などをもとにして業務計画を作成することなので正解です。

b…実施（Do）は、作成した計画に沿って業務を実施しすることです。児童の事前評価結果から課題を明確にすることは、計画（Plan）の段階に当てはまります。

c…評価（Check）は、業務の実施が計画に沿っているか評価することです。評価指標の作成は、プログラム実施中に対象者の様子を見ながら考えるものではなく、企画段階で作成しておくべきものです。

d…改善(Action)は、実施が計画に沿っていない部分を調べて改善をすることなので、正解です。

正解は　５　です。

栄養教育論/栄養教育マネジメントからの出題です。

ａ：計画（Plan）では、個人や集団の問題を明らかにし、要因分析や解決策の検討を行って実現可能な目標を設定しますので、正しい記載です。

ｂ：実施（Do）では、計画に沿って実行をします。

ｃ：評価（Check）では、プログラムで目標がどの程度達成できたかを評価します。

ｄ：改善（Action）では、評価結果によって練り直しをしていきますので、正しい記載です。

よってａとｄが正しい記載であることから、正解は　５　とわかります。

栄養教育マネジメント
・計画(plan)…アセスメントの情報を踏まえて、課題の必要性や優先性を考慮し、まず教育の目的、短期・中期・長期目標を決定する。次に目的や目標を達成して、行動変容をうながすために適した教育内容を精選し、その方法や学習活動、教材・媒体を工夫して決定する。
・実施(do)…栄養教育計画に基づいて栄養教育を実施する。
・評価(check)…栄養教育の各段階で、実施した取り組みについて様々な評価を行う。
・改善(action)…評価、反省に基づく実施活動計画・実施の改善。

よって、5.aとdが正。