管理栄養士の過去問
第24回
臨床栄養学 問136

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問題

第24回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問136 (訂正依頼・報告はこちら)

高尿酸血症に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。

  a 精神的ストレスは、痛風発作のリスクである。
  b 無酸素運動は、尿酸値を上昇させる。
  c アルコールの多飲は、尿酸値を低下させる。
  d 尿の酸性化は、尿酸結晶の生成を予防する。
  • cとd
  • bとc
  • aとc
  • aとb
  • aとd

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 4 です。

臨床栄養学/疾患・病態別栄養ケア・マネジメントからの出題です。

a:正しい記載です。ストレスがかかっている人ほど、尿酸値が高くなる傾向があるといわれています。

b:正しい記載です。無酸素運動ではプリン体の産生が増加します。

c:アルコールの多飲は血清尿酸値を上昇します。

d:尿路結石の予防には、尿をアルカリ化する必要があります。

よってaとbが正しい記載ですので、正解は 4 とわかります。

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02

a.精神的なストレスや高揚などは痛風発作のリスクであるので正。

b.全力疾走のような無酸素運動は尿酸値を上昇させるので控える。軽いジョギングや中程度の運動などは有酸素運動なので乳酸値は上昇しない。よって正。

c.アルコールの大量摂取で乳酸血症となり、尿酸の排泄を抑制したり、アルコールの代謝過程で尿酸を生じたり、アルコールにも尿酸を生成するプリン体が含まれることから尿酸値は上昇するので誤。

d.尿酸は尿中に排泄され、酸性尿では、溶解度が低下し尿酸結晶ができやすいので誤。

よって、正解は4.aとb となる。

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03

正解は 4 です。

a…精神的ストレスは痛風発作のリスクになります。飲酒や過度の運動、過労も痛風発作を誘発するとされています。

b…無酸素運動は尿酸値の上昇を引き起こします。

c…アルコールはプリン体含有量の多い・少ないにかかわらず、アルコール自体に尿酸値上昇の作用があり、尿酸排泄を阻害するとされています。

d…尿酸結晶は、酸性に傾くほどできやすくなるので、アルカリ化することが求められます。

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