管理栄養士の過去問
第24回
給食経営管理論 問186

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問題

第24回 管理栄養士国家試験 給食経営管理論 問186 (訂正依頼・報告はこちら)

損益分岐点の把握における給食費用の固定費と変動費に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。

  a 主食の購入費用は、固定費に計上する。
  b 卓上サービスの調味料は、変動費に計上する。
  c 調理従事者の退職給与引当金は、固定費に計上する。
  d 短期的業務量の増加に伴う時間労働者の賃金は、固定費に計上する。
  • cとd
  • bとc
  • aとb
  • aとd
  • aとc

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この過去問の解説 (3件)

01

損益分岐点には利益も損失も出ない点のことです。
費用のうち固定費とは常勤従業員の給与、通勤費、家賃、減価償却費など、売上変動に関係なく支出する費用のことで、変動費とはパートタイマーの給与、原材料費、営業費用などの売上高によって変化する費用のことです。

a 誤
主食の購入費用は食数によっても変動するので変動費です。

b ○
卓上サービスの調味料は、喫食者の数により変動するので変動費です。

c ○
調理従事者の退職給与引当金は、固定費に計上します。

d 誤
短期的業務量の増加に伴う時間労働者の賃金は、そのときのみ業務が増え、それ以後は普通業務に戻るため、変動費に計上します。

したがって選択肢2が正答となります。

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02

損益分岐点とは、入るお金(収益)と出るお金(費用)とが同じ額で、プラスマイナスゼロの点のことを言います。

出るお金(費用)には
「固定費」「変動費」の2種類があります。

「固定費」…常にほぼ一定額になる費用のことで、設備費・正規職員の人件費・水光熱費の基本料金・減価償却費などがあてはまります。

「変動費」…売上と比例して増減する費用のことで、材料費・パートアルバイトの人件費・水光熱費の使用量部分などがこれにあてはまります。

a:主食も売り上げによって提供する量が変わってくるので変動費に計上します。

正解◎b:卓上サービスの調味料も売り上げが大きい程減るのが早くなると考えられるので変動費に計上します。

正解◎c:調理従事者の退職給与引当金も固定費にあたります。

d:短時的な業務量の増加で増える分の人件費は、固定費ではなく変動費になります。

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03

正解は2

a:× 食材費は原料価格等により変動するため、主食の購入費用は変動費です。

b:◯ 調味料の価格は変動するため、変動費です。

c:◯ 正規従業員には決まった賃金を支払うため、固定費です。

d:× 時間労働者の賃金は業務量の増減により変動するため、変動費です。

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