管理栄養士の過去問
第24回
給食経営管理論 問187
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問題
第24回 管理栄養士国家試験 給食経営管理論 問187 (訂正依頼・報告はこちら)
原価抑制を目的とし、食品購入について検討を行う項目である。誤っているのはどれか。
- ガス使用料
- 水道使用料
- 管理責任者の人件費
- 調理従事者の人件費
- 納入価格
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この過去問の解説 (3件)
01
労務費は労働力消費によって生じる原価のことです。直接現場で働く人の労務費を直接労務費、間接的に働く人の労務費を間接労務費といいます。
経費とは材料費、労務費意外に使用される費用のことで光熱費や減価償却費、消耗品、交通費、宣伝費などのことです。給食の製造にかかる費用は直接費、それ以外を間接費といいます。
原価抑制を目的とする場合、検討するのは給食製造にかかる直接費です。
【詳細解説】
1 ○
ガス使用量は直接費です。
2 ○
水道使用量は直接費です。
3 ×
管理責任者の人件費は間接費です。
4 ○
調理従事者の人件費は直接費です。
5 ○
納入価格は直接費です。
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02
大きく分けて直接費と間接費があります。
「直接費(直接原価・製造直接費)」
・材料費…食材料費
・労務費…直接製造にかかわっている人の人件費
・経費…光熱費、研修費、消耗品費、設備維持費など
「間接費」
・製造間接費…清掃道具代など
・一般管理費…本部経費、減価償却費など
・販売経費…販売に関わる業務の費用
この問題では「直接費」の方に当てはまるものが正しく、そうでないものが誤りと考えられます。
1、 2:材料費なので製造直接費にあたります。
誤り◎3:製造に直接関わっている人の人件費ではないので、一般管理費に当てはまる「間接費」になり誤りです。
4:労務費なので直接費に当たります。
5:納入原価は材料費なので、直接費に当たります。
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03
原価には、製造物に直接関わる直接費と、そうでない間接費が存在します。
原価抑制を目的とした食品購入についての検討では、直接費の検討をするものと考えられるため、直接費でない管理責任者の人件費が誤りです。
1:◯ 火を使う調理ではガスを使用するため、ガス使用量は直接費の経費に該当します。
2:◯ 食材の洗浄や食器の洗浄などで水道を使用するため、水道使用量は直接費の経費に該当します。
4:◯ 調理従事者の人件費は直接費の労務費に該当します。
5:◯ 納入価格は食材の価格であるため、直接費の材料費に該当します。
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