管理栄養士の過去問
第29回
食べ物と健康 問73
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問題
第29回 管理栄養士国家試験 食べ物と健康 問73 (訂正依頼・報告はこちら)
卵の調理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 完全に凝固する温度は、卵白より卵黄のほうが高い。
- カスタードプディングでは、砂糖を多くすると凝固が抑制される。
- 卵白を泡立てるときは、砂糖をはじめから加えると泡立てやすい。
- 茶わん蒸しでは、すだち防止のため蒸し器内を95℃に保つとよい。
- マヨネーズは、油中水滴型 ( W/O型 ) のエマルションである。
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この過去問の解説 (3件)
01
食べ物と健康/食事設計と栄養・調理からの出題です。
1.完全に凝固する温度は卵白で80℃以上、卵黄で75~80℃と、卵白の方が高くなります。
2.正しい記載です。砂糖によってたんぱく質の熱変性が抑制されます。
3.卵白を泡立てるときは、少し泡立ててから砂糖を加えると泡立ちやすくなります。
4.茶碗蒸しのすだち防止に適しているのは85~90℃くらいの温度です。
5.マヨネーズは水中油滴型です。
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02
カスタードプディングでは砂糖を多くすると凝固が抑制されます。
1.完全に凝固する温度は卵白より卵黄の方が低いです。卵白は56℃くらいから徐々に固まり始め白くなっていきます.完全に凝固するのは約80℃です。卵黄が固まり始めるのは64℃くらいからで、完全に凝固するのは約70℃です。
3.卵白は砂糖を初めから入れると粘性が増すため泡立てにくくなるので、まず入れずに泡立てある程度立ってから砂糖を加えると安定します。
4.茶碗蒸しでは、すだち防止のため蒸し器内を85〜90℃に保ちます。
5.マヨネーズは水中油滴型(O/W型)のエマルションです。油中水滴型(W/O型)にはバターやマーガリンがあります。
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03
1:卵白が完全に凝固するのが80℃以上、卵黄は70℃以上です。
2:正答。凝固が抑制されることで、滑らかな口当たりとなります。
3:卵白を泡立てる際は、ある程度泡立ててから砂糖を数回に分けて投入することで安定性が増します。
4:茶碗蒸しのすだち防止には、85~90℃の低温を保ちます。
5:マヨネーズは、水中油滴型 ( O/W型 ) のエマルションです。
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