管理栄養士の過去問
第29回
基礎栄養学 問75
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問題
第29回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問75 (訂正依頼・報告はこちら)
栄養素の過剰摂取とその病態の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
- たんぱく質 ------- クワシオルコル ( kwashiorkor )
- 脂質 ------------- 貧血
- ビタミンD -------- 頭蓋内圧亢進
- カルシウム ------- ミルクアルカリ症候群(カルシウムアルカリ症候群)
- 銅 --------------- ヘモクロマトーシス ( hemochromatosis )
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この過去問の解説 (3件)
01
基礎栄養学/栄養の概念からの出題です。
1.クワシオルコルは摂取エネルギーが十分あってもたんぱく質が欠乏したときに起こる状態です。
2.貧血は鉄や葉酸、ビタミンB12、銅などの欠乏によって起こります。
3.頭蓋内圧亢進はビタミンAの過剰症です。
4.正しい組み合わせです。消化管潰瘍治療薬の使用とカルシウムの摂取過剰で見られます。
5.ヘモクロマトーシスは鉄の過剰症です。
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02
カルシウムの過剰摂取により、ミルクアルカリ症候群があります。欠乏すると骨粗鬆症のリスクが高まるなどが考えられます。
1.クワシオコルとはたんぱく質の欠乏で起こります。たんぱく質とエネルギーのどちらも欠乏している病体にマラスムスもあります。
2.脂質の過剰摂取で考えられるのは動脈硬化です。さらに決戦のつまりなどに発展すると脳梗塞などのリスクもあります。貧血は鉄不足です。
3.頭蓋内圧亢進はビタミンAの過剰摂取によりおこります。ビタミンDの過剰で考えられるのはカルシウム吸収促進による嘔吐・悪心・食欲不振などです。
5.銅の過剰症にはウィルソン病があります。これは先天的遺伝病の一つです。代謝異常にはメンケス病が知られています。ヘモクロマトーシスとは鉄代謝異常による疾患です。
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03
1:クワシオルコルは、たんぱく質の摂取量が不足していることによって起こります。
2:脂質の過剰摂取は、脂質異常症、肥満、動脈硬化などをもたらします。
3:ビタミンDの過剰摂取により、臓器へのカルシウム沈着、嘔吐、食欲不振などを来たします。
4:正答。高カルシウム血症となり、多飲多尿、嘔吐、便秘などを来たします。
5:銅の過剰摂取は、ウィルソン病を引き起こします。
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