管理栄養士の過去問
第29回
応用栄養学 問94

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問題

第29回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問94 (訂正依頼・報告はこちら)

母乳に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 吸啜刺激は、オキシトシンの分泌を低下させる。
  • 吸啜刺激は、プロラクチンの分泌を低下させる。
  • 分泌型 IgA は、成熟乳より初乳に多く含まれる。
  • 母乳には、牛乳よりたんぱく質が多く含まれる。
  • 母親の摂取したアルコールは、母乳に移行しない。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 3 です。

応用栄養学/妊娠期、授乳期からの出題です。

1.吸啜刺激はオキシトシンの分泌を増加させます。これにより射乳されます。

2.吸啜刺激によりプロラクチンの分泌が増加し、乳汁分泌につながります。

3.正しい記載です。初乳には感染抑制作用のあるIgAが多く含まれます。

4.牛乳と母乳を比較すると、たんぱく質は牛乳の方が多く含まれています。

5.母親の摂取したアルコールは母乳移行するため、授乳中はアルコールを控えます。

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02

正解は 3 です。

1:吸啜刺激は、オキシトシンの分泌を増加させます。

2:吸啜刺激は、プロラクチンの分泌を増加させます。

3:正答。初乳には、免疫物質であるIgA、リゾチーム、トランスフェリンなどが豊富に含まれています。また、ミネラル、たんぱく質が多く含まれています。

4:母乳100g中に含まれるたんぱく質は、初乳で1.93g、成乳で1.1gです。牛乳100g中に含まれるたんぱく質は、3.3gです。

5:母親の摂取したアルコールは、母乳に移行します。

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03

正解:3

分泌型IgAは新生児の消化管を細菌やウイルス感染から保護する役割をしており、初乳に多く含まれます。

1.吸啜刺激とは、口に入った物を強く吸う反射刺激のことで、その刺激により乳中分泌に関わりのあるオキシトシンは増加します。

2.乳腺分化や、乳中合成に作用するプロラクチンは吸啜刺激により増加します。

4.母乳に含まれるたんぱく質は牛乳の約半分しか含まれません。

5.母親の摂取したアルコールは母乳に移行します。

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