管理栄養士の過去問
第29回
応用栄養学 問95

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問題

第29回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問95 (訂正依頼・報告はこちら)

日本人の食事摂取基準 ( 2010年版 ) において、妊婦の付加量が算定されている栄養素である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
  • たんぱく質
  • 葉酸
  • カルシウム
  • 亜鉛

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 3 です。

応用栄養学/妊娠期、授乳期からの出題です。

なお、現在食事摂取基準は「日本人の食事摂取基準2015年版」が使われています。

選択肢のうち、カルシウムは妊娠中や授乳中で吸収率が上がるため付加量が設定されていません。
その他のたんぱく質、葉酸、鉄、亜鉛には設定されています。
ただしカルシウムは非妊娠、非授乳期でも不足しがちですので、きちんと摂取することが大切です。

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02

正解は 3 です。

問題文は、「誤っているもの」を選ぶよう指示しているため、注意しましょう。

日本人の食事摂取基準(2015年版)において、妊婦の付加量が算定されている栄養素は、以下の通りです。

エネルギー、たんぱく質、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビタミンC、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン

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03

正解:3(2015年版も変更ありません)

妊婦はカルシウムの付加量は特にありません。

1.たんぱく質 
推定平均必要量の付加量 初期+0 中期+5 末期+20 授乳婦+15
推奨量の付加量 初期+0 中期+5 末期+25 授乳婦+20

2.葉酸
推定平均必要量の付加量 全期間+200 授乳婦+80
推奨量の付加量 全期間+240 授乳婦+100

4.鉄
推定平均必要量の付加量 初期+2.0 中期と末期+12.5 授乳婦+2.0
推奨量の付加量 初期+2.5 中期と末期+15.0 授乳婦+2.5

5.亜鉛
推定平均必要量の付加量 全期間+1 授乳婦+3
推奨量の付加量 全期間+2 授乳婦+3

他に付加量のある栄養素は推定エネルギー必要量、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、ナイアシン(授乳婦のみ)、ビオチン、ビタミンC、カリウム、マグネシウム(妊婦のみ)、銅、ヨウ素、モリブデン(授乳婦のみ)、セレンです。
パントテン酸、ビオチン、カリウムは2015年版からは付加量はなく目安量のみの設定になっています。

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