管理栄養士の過去問
第29回
栄養教育論 問107
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問題
第29回 管理栄養士国家試験 栄養教育論 問107 (訂正依頼・報告はこちら)
ヘルスビリーフモデル ( 健康信念モデル ) に関する記述である。成人男性の「疾病に対する脅威」が高いと判断される発言として、正しいのはどれか。1つ選べ。
- 毎年インフルエンザに罹るが、いつも1日で回復し寝込むことはない。
- がんによる死亡率は高いが、近親者でがんになった者はいない。
- 糖尿病の合併症の深刻さはわかるが、自分の血糖値は気にならない。
- これまで貧血に罹ったこともないし、貧血で死ぬことはない。
- 両親とも高血圧が原因で脳卒中になったので、自分の血圧が心配である。
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この過去問の解説 (3件)
01
このことから考えると、
1番の、
毎年インフルエンザに罹るがいつも1日で回復し寝込むことはない
3番の、
糖尿病の合併症の深刻さはわかるが、自分の血糖値は気にならない
というのは、重大性の認知は低く疾病に対する脅威の認識が低いといえます。
そして
2番の、
がんによる死亡率は高いが、近親者でがんになった者はいない
4番の、
これまで貧血に罹ったこともないし、貧血で死ぬことはない
というのは、罹患性の認知が低く疾病に対する脅威の認識が低いといえます。
しかし
5番の、
両親とも高血圧が原因で脳卒中になったので、自分の血圧が心配だ
というのは、罹患性の認知が高く疾病に対する脅威の認識が高いといえます。
よって、正しい答えは5番です。
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02
栄養教育論/栄養教育のための理論的基礎からの出題です。
1.罹患性への認識は高いのですが、重大性の認識は低いのであてはまりません。
2.重大性の認識は高いものの、罹患性への認識が低いので、あてはまりません。
3.重大性の認識は高いものの、罹患性への認識が低いので、あてはまりません。
4.罹患性も重大性についても認識が低いので、あてはまりません。
5.正しい事例です。重大性、罹患性について認識が高く、脅威を感じています。
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03
脅威の認識とは、「このままではまずい」という危機感を感じることです。
1. 毎年インフルエンザに罹るが、いつも1日で回復し寝込むことはない
2. がんによる死亡率は高いが、近親者でかんになった者はいない
3. 糖尿病の合併症の深刻さはわかるが、自分の血糖値は気にならない
は、疾患の重大性や罹患性は認識していますが、脅威は感じていません。
4. これまで貧血に罹ったこともないし、貧血で死ぬことはない
は、疾患の罹患性も重大性も認識していません。
5. 両親とも高血圧が原因で脳卒中になったので、自分の血圧が心配である
は、罹患性も重大性も理解しており、脅威を感じているので正解となります。
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