管理栄養士の過去問
第29回
栄養教育論 問118

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問題

第29回 管理栄養士国家試験 栄養教育論 問118 (訂正依頼・報告はこちら)

高校女子陸上選手の骨密度増加を目的として栄養教育を実施した。評価項目と評価の種類の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • プログラムに競技指導者との連携が含まれていたか ----------- 企画評価
  • 選手の乳製品の摂取量が増加したか ------------------------- 経過 ( 過程 ) 評価
  • 選手の1年後の骨密度が増加したか -------------------------- 影響評価
  • 選手の食事と競技パフォーマンスに関する知識が増えたか ----- 結果評価
  • 弁当を手作りすることで、選手の食費が節約できたか --------- 経済評価

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この過去問の解説 (3件)

01

1.競技指導者との連携という教育方法を評価しているので企画評価となります。
よって、正しい答えです。

2.乳製品の摂取量について行動がどのように変化したかを評価しているので、経過(過程)評価ではなく、影響評価となります。

3.1年後の骨密度について栄養教育の目的に対する結果を評価しているため、影響評価ではなく、結果評価となります。

4.知識が増えたかどうかという教育課程を評価しているため、結果評価ではなく、経過評価となります。

5.弁当を手作りしたかどうかという行動の変化を評価しているため、経済評価ではなく、影響評価となります。

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02

正解は 1 です。

栄養教育の評価の流れは以下の通り。

①企画(Plan)
企画評価:設定した目標や評価の指標が適切であったか、プログラムに関わる人材確保は出来ていたかという点や情報収集の方法、ニーズの把握など、計画段階での評価を行います。

②実施(Do)
経過評価:プログラムの運営は適切に行われているか、計画どおり遂行されているか、教育の内容、それにかかわる教材およびスタッフの能力、管理はできているかなど、経過を評価します。

影響評価:プログラムを実施したことによる学習者と周囲の影響・変化についての評価をします。社会資源の利用、周囲の理解度、学習者の意識や技能などの変化を評価します。

③評価(See)
結果評価:最終的な評価をします。問題文は高校女子陸上選手の骨密度増加を目的としているため、骨密度の増加が達成できたかどうかを評価します。

経済評価:プログラムにかかった費用と、効果を評価します。
いくつかのプログラムの中で、一つの効果を得るためにかかる費用が他のプログラムとどう異なるかを見る費用効果分析と、プログラムによる効果を琴線価値に置き換えて費用と比較する費用便益分析があります。

①~③を総合的に評価する総合評価は、企画評価、経過評価、影響評価、結果評価の4つを用いて評価を行います。

1:正答。プログラムに競技指導者との連携が含まれているかどうかは、企画評価に該当します。

2:選手の乳製品の摂取量が増加したかどうかは、影響評価に該当します。

3:選手の1年後の骨密度が増加したかどうかは、結果評価に該当します。

4:選手の食事と競技パフォーマンスに関する知識が増えたかどうかは、影響評価に該当します。

5:弁当を手作りすることで、選手の食費が節約できたかどうかは、影響評価に該当します。

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03

正解は 1 です。

栄養教育論/栄養教育マネジメントからの出題です。

1.正しい組み合わせです。プログラム内容についての評価は企画評価にあたります。

2.影響評価にあたります。

3.結果評価にあたります。

4.経過評価にあたります。

5.栄養教育との関連性がありません。経済評価は栄養教育プログラムの有効性を経済的に評価することです。

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