管理栄養士の過去問
第29回
臨床栄養学 問140
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問題
第29回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問140 (訂正依頼・報告はこちら)
脳梗塞回復期の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- たんぱく質を制限する。
- 水分を制限する。
- 食物繊維を制限する。
- 嚥下能力を確認する。
- ワルファリン使用時は、ビタミンEを制限する。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.水分摂取を制限をすると脱水が起こりやすくなるので、制限しません。
3.便秘は排便の「いきみ」の原因となるため、食物繊維を摂取し一時的な血圧上昇を予防します。
4.梗塞の場所によっては嚥下能力が失われることがあります。そのため、嚥下能力を確認する必要があります。
よって、正しい答えとなります。
5.血液凝固抑制作用のあるワルファリン使用時は、ビタミンKを制限します。
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02
1:腎機能障害などが合併していなければ、タンパク質を制限する必要はありません。
2:脱水の可能性があるため、水分の制限は必要ありません。
3:便秘の解消・予防のために、食物繊維を制限する必要はありません。
4:正答。脳梗塞で障害を受けたかどうかを確認するためには、嚥下能力が機能しているかどうかを確認する必要があります。
5:ワルファリン使用時は、納豆、クロレラなどに多く含まれているビタミンKを制限します。ワルファリンとビタミンKを同時に摂取すると、作用の拮抗によって薬剤の効果が弱まるためです。
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03
臨床栄養学/疾患・病態別栄養ケア・マネジメントからの出題です。
1.たんぱく質は十分摂取できるようにします。
2.水分は十分摂取できるようにします。
3.食物繊維は十分摂取できるようにします。
4.正しい記載です。嚥下機能の回復は予後にも影響します。
5.ワルファリン使用時で制限するのはビタミンKです。
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