管理栄養士の過去問
第30回
社会・環境と健康 問2

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問題

第30回 管理栄養士国家試験 社会・環境と健康 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

オゾン層保護対策を目的に含む国内外の取り決めである。正しいのはどれか。2つ選べ。
  • ラムサール条約
  • フロン排出抑制法
  • 食品リサイクル法
  • 容器包装リサイクル法
  • 家電リサイクル法

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は 2と5 です。

1:ラムサール条約は、1975年に結ばれ、湿地保護を目的とするものです。

2:正答。フロン排出抑制法は、2015年に施行された法律です。フロン類の管理、合理化について記載されています。

3:食品リサイクル法は、2007年に施行された法律です。食品廃棄の抑制と、資源として有効利用を推進することを記載しています。

4:容器包装リサイクル法は、1997年に施行された法律です。廃棄物の減量と資源の有効利用について記載しています。
分別収集の対象として、ガラス瓶、ペットボトル、紙製容器、プラスチック製容器、アルミ缶、スチール缶、紙パック、段ボールが挙げられます。

5:正答。家電リサイクル法は、2001年に施行された法律です。エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機が対象となり、リサイクルが義務付けられています。

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02

オゾン層は,太陽光からの有害紫外線を吸収することにより,私たち生物を守ってくれています。そのオゾン層を破壊してしまうのが「フロン」です。
1995年からフロン生成は禁止されていますが、その取り決めより前に製造された冷蔵庫、エアコンにはフロンが使われているので簡単に捨てることはできず、家電リサイクル法としてメーカーに引き取られ、フロンの処理をしてくれるのです。
オゾン層を保護するには、まず原因となる「フロン」を排出しないことと家電リサイクル法は、大事なことなのです。

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03

1. ラムサール条約は、湿地の保存に関する国際条約です。正式名称は、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」です。ラムサール条約は、1971年に制定され、1975年に発効されました。

2. 正解です。フロンは人工的に作り出された化学物質であり、オゾン層を破壊する可能性が指摘されています。フロン排出抑制法では、フロン類の製造から廃棄まで包括的な対策を実施するために施行されました。

3. 食品リサイクル法は、食品廃棄物等の排出を抑制し、肥料や飼料などの資源としての有効利用を推進するために制定されました。

4. 容器包装リサイクル法は、家庭ゴミの6割を占める容器包装廃棄物の減量と再資源化を促進するために制定されました。容器包装リサイクル法による分別収集の対象になっているのは、ガラス瓶、ペットボトル、紙やプラスチック製の容器包装類、アルミ缶、スチール缶、紙パック、ダンボールです。

5. 正解です。製品を廃棄する際に、フロン類の回収と、回収したフロン類の適切な処理を義務付けています。

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04

正解は 2と5 です。
社会・環境と健康/環境と健康からの出題です。

1.ラムサール条約は、湿地保護を盛り込んだ条約です。

2.正しい選択肢です。フロンはオゾン層を破壊する原因物質です。

3.食品リサイクル法では、食品廃棄の抑制と再生利用を盛り込んだ法律です。

4.容器包装リサイクル法では、容器包装の廃棄物を有効利用することを盛り込んでいます。

5.正しい選択肢です。家電のうち、エアコンや冷蔵庫・冷凍庫にはフロンが使われているため、オゾン層保護を目的として取り決めがなされています。

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