管理栄養士の過去問
第30回
社会・環境と健康 問10
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問題
第30回 管理栄養士国家試験 社会・環境と健康 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
わが国の医療保険制度に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 保険給付の対象となる者を、保険者という。
- 被用者保険の対象は、自営業者・農業従事者である。
- 後期高齢者は、国民健康保険に加入する。
- 医療機関受診の際には、現物給付が原則である。
- 医療機関受診の際には、患者は医療費の全額を支払う。
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この過去問の解説 (3件)
01
2. 被用者保険は、雇用されて給与をもらっている人が対象となります。自営業者や農業従事者は、国民健康保険に加入します。
3. 75歳以上の後期高齢者は、後期医療制度に加入します。また、65歳以上75歳未満でも、寝たきりなど一定の障害があると認定された時は、加入することができます。
4. 医療機関受診の際には、現物給付が原則です。現物給付とは、医療行為で提供されるもののことをいいます。これとは別に、現金で支給されるものは現金給付と呼ばれます。
5. 医療機関受診の際の医療費負担は、
0歳〜小学校就学前:2割
小学生〜69歳以下:3割
70歳〜75歳未満:2割(収入が多い場合は3割)
75歳以上:1割(収入が多い場合は3割)
となっており、全額支払う必要はありません。
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02
1:保険給付の対象となる者を、被保険者と呼びます。
2:被用者保険の対象は、サラリーマンなどの労働者を指します。
3:75歳以上の後期高齢者や、一定の障害があり認定を受けた65歳以上の方は、後期高齢者医療制度に含まれます。
4:正答。療養の現物給付が原則となります。
5:患者は、公費による補助を除いた金額を支払います。小学校就学前の小児は8割給付、70~74歳は8割給付、75歳以上は9割給付、いずれにも当てはまらない場合は、7割給付となります。
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03
社会・環境と健康/保健・医療・福祉の制度からの出題です。
1.保険者とは、保険給付を支払う側のことをいいます。
2.被用者とはサラリーマンや労働者を指します。
3.後期高齢者は高齢者医療制度に含まれます。
4.正しい記載です。現物給付とは、保険者が医療サービスの費用を直接支払うことです。
5.患者が支払うのは公費補助を除いた金額です。
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