管理栄養士の過去問
第30回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問26

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問題

第30回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

治療の種類とその例の組合せである。誤っているのはどれか。1つ選べ。
  • 原因療法 ―――― C型慢性肝炎に対する抗ウイルス療法
  • 対症療法 ―――― 市中肺炎に対する抗菌薬投与
  • 放射線療法 ――― 食道がんに対する放射線照射
  • 理学療法 ―――― 脳梗塞後の麻痺に対するリハビリテーション
  • 緩和療法 ―――― がん性疼痛に対するモルヒネ投与

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 2 です。
問題文は「誤っているもの」を選ぶよう指示している点に注意してください。

1:原因療法とは、疾患の原因となるものを取り除き、根本的な治療を目指すものです。感染症に対する抗生物質や抗ウイルス薬などの投与、駆虫薬による寄生虫の駆除、がんの外科的治療などが例に挙げられます。C型慢性肝炎に対する抗ウイルス療法も原因療法にあたります。

2:正答。対症療法とは、症状を緩和するための治療法のことです。胃痛に痛み止めを服用したり、風邪に解熱剤や鎮咳薬を服用するのも対症療法と言えます。
市中肺炎に対する抗菌薬投与は原因療法にあたります。

3:放射線療法は、主にがんの治療法です。食道がんに対する放射線照射もこれにあたります。

4:理学療法は、身体の障害を持つ者に基本的動作能力を回復させるために行う療法。運動療法、物理療法、動作訓練に大きく分けられます。
脳梗塞後の麻痺に対するリハビリテーションは、理学療法にあたります。

5:緩和療法は、心身の苦痛を緩和する目的で行われる療法です。がん性疼痛に対するモルヒネ投与もこれにあたります。

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02

1. 正解です。原因療法は、症状や疾患の原因を取り除く治療法です。設問では、抗ウイルス療法によって、C型慢性肝炎の原因であるC型肝炎ウイルスを排除しています。

2. 対症療法は、疾患の原因ではなく、症状軽減のために行う治療法です。市中肺炎に対する抗菌薬投与は原因療法です。

3. 正解です。放射線療法は、患部に放射線を照射する治療法です。

4. 正解です。理学療法は、運動機能が低下した患者に対して機能の維持や改善を目的に行う治療法です。

5. 正解です。緩和療法は、がんなど生命を脅かす疾患を有する患者やその家族に対して行われる、身体的、心理的、社会的なケアです。

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03

正解は 2 です。
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/疾患治療の概要からの出題です。

1.正しい組み合わせです。C型肝炎ウイルスをとり除くことでC型肝炎の原因に対処しているので、原因療法です。

2.市中肺炎に対し、抗菌薬を投与するのは原因療法です。

3.正しい組み合わせです。放射線照射によって治療を行っていますので放射線療法となります。

4.正しい組み合わせです。脳梗塞後の運動機能の維持や向上を狙いとした治療法で、理学療法となります。

5.正しい組み合わせです。痛みを和らげる対処ですので緩和療法となります。

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