管理栄養士の過去問
第30回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問25
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問題
第30回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問25 (訂正依頼・報告はこちら)
画像検査に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 胸部レントゲン撮影検査では、Ⅹ線の透過性が高い部分が白く写る。
- CT( コンピュータ断層撮影 )検査では、放射線被爆はない。
- 腹部CT( コンピュータ断層撮影 )検査では、皮下脂肪と内臓脂肪の識別が可能である。
- MRI( 磁気共鳴画像 )検査は、Ⅹ線を利用して画像を得る。
- 腹部エコー検査は、妊娠中の女性には禁忌である。
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この過去問の解説 (3件)
01
2. CT(コンピュータ断層撮影)検査では、放射線被曝があります。
3. 正解です。腹部CT(コンピュータ断層撮影)検査では、皮下脂肪と内臓脂肪を識別可能で、量を直接測定することが可能です。そのため、メタボリックシンドロームの正確な把握に有益です。
4. MRIは磁気を利用して、体内の水素原子量と水素原子の存在部位を検査します。X線は利用しません。
5. 腹部エコー検査は、妊娠中の女性でも利用できます。胎児の状態の確認のために、産婦人科で利用されています。
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02
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/疾患診断の概要からの出題です。
1.胸部レントゲン撮影検査で白く写るのは、X線の透過性が低い部分です。
2.CT検査では放射線の被爆があります。
3.正しい記載です。内臓脂肪の蓄積は臍部の位置で観察します。
4.MRI検査は磁気を利用して画像を得る検査です。
5.人体に影響の少ない超音波を使うので、妊娠中の女性によく用いられています。
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03
1:胸部レントゲン撮影検査は、X線の吸収度の違いによって黒化度の濃淡の差が現れます。
骨は、X線を吸収しやすく透過性が低いため、白く映ります。肺や脂肪は、X線を吸収しにくく透過性が高いため、黒く映ります。
2:CT( コンピュータ断層撮影 )検査は、放射線などを用いて物体の内部画像を構成するものです。そのため、放射線被爆はあると言えます。
3:正答。内臓脂肪CT検査「ファットスキャン」が有名です。
4:MRI( 磁気共鳴画像 )検査は、磁場と電波によって体内を撮影するものです。
5:腹部エコー検査は、超音波を当て、その反射波で画像を構成するものです。被爆などの危険性がなく、安全で簡易な検査なことから、妊娠中の女性に用いられます。
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