管理栄養士の過去問
第30回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問29
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問題
第30回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問29 (訂正依頼・報告はこちら)
消化器がんに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 食道がんには、腺がんが多い。
- ダンピング症候群は、食道がん術後の合併症である。
- 早期胃がんでは、ボールマン( Borrmann )分類が用いられる。
- 大腸がん検診には、便潜血反応が用いられる。
- 肝細胞がんの治療では、外科手術は禁忌である。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:食道がんは、扁平上皮がんが多く、胃に近い下部でがんが発生すると、腺がんになることが多いと言われています。
2:ダンピング症候群とは、胃切除手術後にみられる症候群です。胃がないために食事の糖が一度に小腸に流れ込み、吸収されようとします。これに伴い、膵臓からインスリンが大量分泌されて、低血糖などの症状が起こります。
3:ボールマン( Borrmann )分類は、進行胃がんに用いられます。1型から4型まであり、4型はスキルス胃がんとも呼ばれます。
4:正答。大腸がん検診には、問診や便潜血反応を用いて検査したのち、内視鏡検査やX線検査で精密検査をしてから治療へ移行していきます。
5:肝細胞がんの治療では、肝切除や焼灼治療などを行います。
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02
2. ダンピング症候群は、胃切除後の合併症です。早期ダンピング症候群と後期ダンピング症候群があります。
3. 進行胃がんで、ボールマン分類が用いられています。
ボールマン分類では症状の軽い順に、限局隆起型、限局潰瘍型、浸潤潰瘍型、びまん浸潤型、に分類されます。
4. 正解です。大腸がん検診には、便潜血反応が用いられています。
5. 肝細胞がんの治療では、外科手術は禁忌ではありません。
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03
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/消化器系からの出題です。
1.食道がんは扁平上皮に多く見られます。
2.ダンピング症候群は胃幽門切除後の合併症です。
3.ボールマン分類は進行胃がんで用いられます。
4.正しい記載です。便潜血反応を用いたのち、さらに詳しく調べていきます。
5.肝細胞がんでも外科手術は行われます。
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