管理栄養士の過去問
第30回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問30

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問題

第30回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問30 (訂正依頼・報告はこちら)

循環器系の疾患と病態に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 狭心症は、肺塞栓を引き起こす。
  • 心筋梗塞は心室細動を引き起こす。
  • 下肢の動脈閉塞は、脳塞栓を引き起こす。
  • 冠動脈血栓は、ラクナ梗塞を引き起こす。
  • 低血庄は、脳出血を引き起こす。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 2 です。

1:狭心症は、冠動脈の狭窄によって起こります。壊死には至りませんが、一過性の心筋虚血を起こします。

2:正答。急性心筋梗塞には、心室細動、心房細動などの不整脈の他、心不全、脳梗塞などの合併症がみられます。

3:下肢の動脈閉塞は、末梢の壊死を引き起こす可能性があります。

4:冠動脈血栓は、虚血性心疾患の一つで、心筋梗塞を引き起こす可能性があります。
ラクナ梗塞は、脳の細い動脈が閉塞して起こる小さな脳梗塞です。高血圧が原因となることが多いとする報告があります。

5:脳出血のリスク要因としては、高血圧、飲酒、脂質異常症、糖尿病などが挙げられます。

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02

正解は 2 です。
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/循環器系からの出題です。

1.狭心症は心筋虚血を引き起こします。

2.正しい記載です。心筋梗塞によって不整脈が起こり、突然死につながることもあります。

3.下肢の動脈閉塞では、下肢の壊死などが引き起こされます。

4. 冠動脈血栓では心筋梗塞に繋がります。

5.脳出血は高血圧で起こりやすくなります。

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03

1. 狭心症では心筋梗塞を引き起こします。狭心症では、冠動脈の血流が狭窄や血栓で血流が悪くなっています。安静時でも発作が起こるような状態であれば、そのまま心筋梗塞に移行する可能性が高いです。

2. 正解です。心室細動は、心室が小刻みに震えて血液を全身に送り出すことができない状態です。全身への血液供給が滞ることで心筋梗塞を起こし、最悪の場合、心停止状態になります。

3. 下肢の動脈閉塞は、肺塞栓を引き起こします。

4. ラクナ梗塞では、高血圧の影響によって穿通枝と呼ばれる細い血管が詰まります。ラクナ梗塞は、脳梗塞の約40%を占めていますが、基本的に生命への危険性はありません。

5. 高血圧が脳出血を引き起こします。

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