管理栄養士の過去問
第30回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問35
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問題
第30回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問35 (訂正依頼・報告はこちら)
神経系の構造と横能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 交感神経は、脊髄から起始する。
- 交感神経が興奮すると、小腸の運動は促進される。
- 迷走神経が興奮すると、胃酸の分泌は抑制される。
- 顔面神経は、咀しゃく筋を支配する。
- 舌咽神経は、舌の前方2 / 3の味覚を伝達する。
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この過去問の解説 (3件)
01
2. 交感神経が興奮すると、小腸の運動は抑制されます。
3. 迷走神経が興奮すると、胃酸の分泌は促進します。
4. 顔面神経は表情筋を支配します。咀しゃく筋は三叉神経によって支配されています。
5. 舌咽神経は舌の後方1/3の味覚を伝達しています。前方2/3の味覚は顔面神経(鼓索神経)によって伝達されています。
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02
1:正答。交感神経は脊髄から起始します。
2:交感神経は、動物への恐怖反応である「闘争か逃走か(fight or flight)」反応とイメージすることができます。
交感神経が興奮すると、腸管運動は低下します。
逆に、副交感神経は「休養と消化(rest and digest)」反応とイメージすることができます。
3:迷走神経は、第10脳神経です。咽頭や喉頭部の筋を司り、嚥下や発声をサポートします。また、腹部まで延びており、胸腹部の内臓機能を調節します。迷走神経の大部分は副交感神経の線維から成っています。よって、迷走神経が興奮すると、胃酸の分泌は促進されます。
4:顔面神経は、第7脳神経です。表情筋を支配し、表情をつくる働きをします。また、涙腺や唾液腺の分泌量を調節し、舌の前2/3を支配し、味覚を伝えます。
5:舌咽神経は、第9脳神経です。咽頭筋を支配し、嚥下運動を行います。唾液腺の調節、舌の後1/3の味覚を伝えるなどを行います。頸動脈小体の化学刺激受容器と、頸動脈洞の機械刺激受容器からの伝達を行います。
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03
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/神経系からの出題です。
1.正しい記載です。交感神経は脊髄から、副交感神経は脊髄と脳幹から起始します。
2.交感神経が興奮すると、小腸の運動が抑制されます。
3.迷走神経が興奮すると、胃酸の分泌は促進されます。
4.咀しゃく筋を支配するのは三叉神経です。
5.舌咽神経は後方1/3の味覚を伝達します。
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