管理栄養士の過去問
第30回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問37

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問題

第30回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問37 (訂正依頼・報告はこちら)

呼吸器系の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 左肺は、上葉、中葉、下葉からなる。
  • 横隔膜は、呼気時に弛緩する。
  • 内呼吸は、肺胞で行われるガス交換である。
  • 血中二酸化炭素分圧の上昇は、ヘモグロビンの酸素結合能力を高める。
  • 肺活量は、残気量を含む。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 2 です。

1:左肺は、心臓があるためやや小さく、上葉と下葉から成ります。右肺は、上葉、中葉、下葉から成ります。

2:正答。横隔膜は、吸気時に収縮し、呼気時に弛緩します。

3:肺胞で行われる呼吸は、外呼吸です。内呼吸は、組織内部で行われる呼吸です。

4:ヘモグロビンは、酸素の多い組織では酸素を放出しにくく、逆に酸素の少ない組織では酸素を放出するという特性を持ちます。そのため、血中二酸化炭素分圧が上昇すると、ヘモグロビンの酸素結合能力が低くなり、酸素を放出しやすくなります。

5:肺活量は、予備吸気量、1回換気量、予備呼気量を含みます。残気量は含みません。

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02

1. 右肺が上葉、中葉、下葉からなり、左肺は上葉と下葉からなります。右肺の方が少し大きくなっています。

2. 正解です。横隔膜は、呼気時に弛緩します。横隔膜はドーム型をしており、収縮すると胸腔が大きく開かれ、息を吸うことができます。

3. 内呼吸は、血液と細胞との間で行われるガス交換です。肺胞で行われるガス交換は、外呼吸といいます。

4. 血中二酸化炭素分圧が上昇すると、ヘモグロビンの酸素結合能力が低下します。そのため、ヘモグロビンから酸素が離れ、細胞へ酸素が供給されます。

5. 肺活量とは、肺の全肺気量から残気量を引いたものです。

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03

正解は 2 です。
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/呼吸器系からの出題です。

1.左肺は上葉と下葉から成り立ちます。

2.正しい記載です。息を吐き出す時に弛緩し、息を吸い込む時に収縮します。

3.肺胞で行われるガス交換は外呼吸です。

4.血中二酸化炭素分圧の上昇は、ヘモグロビンの酸素結合能力を下げます。

5.残気量は肺活量に含まれません。

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