管理栄養士の過去問
第30回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問41
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問題
第30回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問41 (訂正依頼・報告はこちら)
免疫に、関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- ヘルパーT細胞は、非特異的防御機構を担う。
- 形質細胞は、非特異的防御機構を担う。
- ナチュラルキラー( NK )細胞は、特異的防御機構を担う。
- B細胞は、細胞性免疫を担う。
- 抗原提示細胞は、細胞性免疫と体液性免疫を担う。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「抗原提示細胞は、細胞性免疫と体液性免疫を担う。」です。
ヘルパーT細胞は、特異的防御機構を担います。異物が体内に侵入すると、マクロファージや樹状細胞が貪食し、その一部を抗原として提示します。ヘルパーT細胞はその抗原を認識し、B細胞に抗体を産生させ、異物を攻撃します。
形質細胞は、特異的防御機構を担います。B細胞がヘルパーT細胞に活性化されると、形質細胞となり抗原に特異的な抗体を産生します。
ナチュラルキラー(NK)細胞は、非特異的防御機構を担います。
B細胞は、液性免疫を担っています。B細胞はヘルパーT細胞に活性化されると抗体を産生します。抗体は、血液中に溶けて存在するため、「体液性免疫」と呼ばれるようになりました。
正解です。抗原提示細胞には、マクロファージ、樹状細胞、B細胞があります。マクロファージと樹状細胞は細胞性免疫を、B細胞は体液性免疫を担っています。
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02
正解は 抗原提示細胞は、細胞性免疫と体液性免疫を担う。 です。
生体防御機構には、特異的防御機構と非特異的防御機構の2つがあります。
【特異的防御機構】
抗原を得ることで、その抗体を作り出すものです。B細胞(形質細胞含む)やT細胞(ヘルパーT細胞含む)などが関わります。予防接種はこれにあたります。
【非特異的防御機構】
生体防御の一次的な役割をもち、体内に侵入した異物を排除します。好中球やマクロファージ、NK細胞などが関わります。
形質細胞は、特異的防御機構を担います。
NK細胞は、非特異的防御機構を担います。
特異的防御機構には、細胞性免疫と体液性免疫があります。
細胞性免疫は、細胞が免疫の中心となるもので、体液性免疫は、抗体が免疫の中心となるものです。B細胞は、体液性免疫を担います。
正答。取り込んだ物質の情報をT細胞に提示し、判定を仰ぐ働きがあります。マクロファージやB細胞などがあります。
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03
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/免疫、アレルギーからの出題です。
ヘルパーT細胞は特異的防御機構を担います。
形質細胞は特異的防御機構を担います。
ナチュラルキラー細胞は非特異的防御機構を担います。
B細胞は体液性免疫を担います。
正しい記載です。抗原提示細胞は体内に入った抗原を貪食して抗原情報を細胞表面に提示します。
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