管理栄養士の過去問
第30回
食べ物と健康 問53
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問題
第30回 管理栄養士国家試験 食べ物と健康 問53 (訂正依頼・報告はこちら)
トランス脂肪酸に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
- エライジン酸は、トランス脂肪酸である。
- 水素添加油脂中に存在する。
- 多量摂取は、HDL-コレステロール値を上昇させる。
- 天然には存在しない。
- わが国では、加工食品に含有量の表示をしなければならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:エライジン酸は、トランス脂肪酸です。ヤギ・ウシなどの乳や肉に少量存在します。
2:トランス脂肪酸は、トランス型の二重結合を持つ不飽和脂肪酸です。水素を添加した油脂に含まれ、マーガリンやショートニングなどの主成分となっています。
3:HDLコレステロールではなく、LDLコレステロールの誤り。
4:ウシやヤギなど反芻動物の乳や肉に含まれています。
5:わが国では、表示義務はありませんが、平成23年に「トランス脂肪酸は、飽和脂肪酸及びコレステロールの含有量を併せて表示する。」という含有量の表示のガイドラインを発表しています。
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02
2. 正解です。トランス脂肪酸は硬化油の製造時に生成します。硬化油は、不飽和脂肪酸の二重結合に水素を付加して製造します。
3.トランス脂肪酸は、多量に摂取するとLDLコレステロールを増加させ、心血管疾患のリスクを増加させます。
4. 天然の動植物の脂肪中にもわずかに存在します。
5. わが国では、加工食品に含有量を表示する義務はありません。
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03
食べ物と健康/食品の安全性からの出題です。
1.正しい記載です。エライジン酸はオレイン酸のトランス型です。
2.正しい記載です。硬化油を製造する際の水素添加によってトランス脂肪酸が生じます。
3.トランス脂肪酸の多量摂取で懸念されているのは、血中LDLコレステロール値の上昇です。
4.天然にもわずかながら存在することが分かっています。
5.現在日本では表示義務はありません。
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