管理栄養士の過去問
第30回
食べ物と健康 問56
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問題
第30回 管理栄養士国家試験 食べ物と健康 問56 (訂正依頼・報告はこちら)
カビ毒に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- アフラトキシンB1は、胃腸炎を引き起こす。
- ニバレノールは、肝障害を引き起こす。
- ゼアラレノンは、アンドロゲン様作用をもつ。
- パツリンは、りんごジュースに規格基準が設定されている。
- フモニシンは、米で見出される。
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この過去問の解説 (3件)
01
パツリンは、リンゴ、モモ、ブドウなどに感染します。世界保健機関(WHO)では、リンゴジュース中において、パツリンの最大濃度を50 µg/Lとしています。
1:アフラトキシンB1は、米やナッツなどに感染し、肝細胞癌を引き起こします。
2:ニバレノールは、麦など穀類に感染し、下痢、嘔吐、造血機能障害、免疫不全などの症状が現れます。
3:ゼアラレノンは、麦やトウモロコシに感染し、エストロゲン様作用を持ちます。
5:フモニシンは、トウモロコシとその加工品や干しブドウに感染します。新生児の神経管の異常や、肝臓・腎臓癌を引き起こす可能性があります。
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02
2. ニバレノールは、食欲減退、嘔吐、胃腸炎などの消化器症状を引き起こします。また、発がん性があるという報告もあります。
3. ゼアラレノンはエストロゲン様作用を持っています。ゼアラレノンの対する感受性の強い家畜では、不妊や流産などの症状が起こります。
4. 正解です。パツリンはりんごやぶどう、桃から検出されます。りんごジュースに50µg/Lという規格基準が設けられています。
5. フモニシンは、とうもろこしや干しぶどうで検出されます。
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03
食べ物と健康/食品の安全性からの出題です。
1.アフラトキシンの症状には、肝機能障害や肝臓がんが挙げられます。
2.ニバレノールでは嘔吐・下痢などの胃腸障害、免疫機能障害、造血機能障害が引き起こされます。
3.ゼアラレノンはエストロゲン様作用を持っています。
4.正しい記載です。りんごやりんごの加工品に見られるため、リンゴジュースに規格基準値が設定されています。
5.フモニシンはトウモロコシに見られます。
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