管理栄養士の過去問
第30回
食べ物と健康 問67

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問題

第30回 管理栄養士国家試験 食べ物と健康 問67 (訂正依頼・報告はこちら)

調理による、食品成分の変化に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
  • ブロッコリーのカリウムは、ゆでる操作で溶出する。
  • きゅうりをぬかみそ漬けにすると、ビタミンB1は増加する。
  • にんじんのビタミンAは、水さらしで溶出する。
  • だいこんのビタミンCは、にんじんとのもみじおろしで酸化が促進される。
  • じゃがいもは、油で揚げると重量が減少する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 3 です。
食べ物と健康/食事設計と栄養・調理からの出題です。

1.正しい記載です。カリウムは水に溶け出しやすい栄養素です。

2.正しい記載です。ぬかにビタミンB1が多いためです。

3.にんじんにはβ-カロテンの形で入っています。脂溶性であるため水への溶出はしにくいと思われます。

4.正しい記載です。にんじんにはビタミンC酸化酵素が含まれています。

5.正しい記載です。吸油よりも水分蒸発の方が多いので、減少します。

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02

正解は 3 です。

問題文は「誤っているのはどれか」なので注意すること。
にんじんのビタミンAは、油炒めや揚げにすると吸収率が上がります。ビタミンCは水さらしで溶出します。

1:カリウムは茹でることにより、約30%溶出します。

2:ぬかみその栄養がきゅうりにも浸透するため、ビタミンB1は倍増します。

4:にんじんにはアスコルビン酸酸化酵素が含まれているため、だいこんのビタミンCの酸化を促進します。

5:じゃがいもは、揚げることにより、水分が蒸発し、その分重量が軽くなります。

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03

1. 正解です。カリウムはゆでることによって、ゆで汁に溶出します。腎疾患のためカリウム制限がかかっている人の食事には、ゆでた野菜を使用します。

2. 正解です。ぬかにはビタミンB1が多量に含まれているためです。

3. ビタミンAは脂溶性ビタミンの一種です。そのため、水にさらしても溶出しません。

4. 正解です。にんじんにはビタミンC(アスコルビン酸)を酸化する酵素が含まれているためです。

5. 正解です。じゃがいもは油で揚げると重量が減少します。

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