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管理栄養士の過去問 第30回 基礎栄養学 問68

問題

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遺伝子多型と倹約( 節約 )遺伝子に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
   1 .
フェニルケトン尿症は、遺伝子多型によって発症する。
   2 .
遺伝子多型の出現頻度には、人種差は存在しない。
   3 .
倹約( 節約 )遺伝子とは、体脂肪の蓄積しやすい体質を生む遺伝子である。
   4 .
倹約( 節約 )遺伝子仮説を唱えたのは、リネン( Lynen F )である。
   5 .
脱共役たんぱく質( UCP )遺伝子は、倹約( 節約 )遺伝子の候補である。
( 第30回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問68 )
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この過去問の解説 (3件)

15
1. フェニルケトン尿症は、フェニルアラニンをチロシンに変換する酵素の異常によっておこる常染色体性劣勢遺伝疾患です。遺伝子多型によって発症するわけではありません。

2. 遺伝子多型の出現頻度には人種差が存在します。

3. 正解です。倹約(節約)遺伝子とは、体脂肪の蓄積しやすい体質を生む遺伝子です。人類は長い時間をかけて、飢餓に効率よく対応できるように進化をとげてきました。

4. 倹約(節約)遺伝子仮説は、1962年にジェームズ・ニールによって提唱されました。リネンはアセチルCoAの単離に成功した人物です。

5. 正解です。脱共役たんぱく質(UCP)遺伝子は、倹約(節約)遺伝子の候補です。他にもβ3-アドレナリン受容体も候補遺伝子です。

付箋メモを残すことが出来ます。
2
正解は 3と5 です。
基礎栄養学/栄養の概念からの出題です。

1.フェニルケトン尿症は単一遺伝子疾患なので遺伝子多型によって発症するものではありません。

2.出現頻度に人種差があることがわかっています。

3.正しい記載です。飢餓時に備えた習性により体脂肪が蓄積しやすくなります。

4.倹約遺伝子はニールによって仮説が唱えられました。

5.正しい記載です。脱共役たんぱく質の変異などが関係しています。

2
正解は 3と5 です。

食糧不足の時に、少量のエネルギー消費量でも活動できるのが倹約( 節約 )遺伝子です。
つまり、体脂肪の蓄積しやすい体型となりやすく、肥満、糖尿病のリスクが高いと言えます。
脱共役たんぱく質( UCP )はミトコンドリアの内膜に存在するたんぱく質で、黄色人種では、この脱共役たんぱく質( UCP )遺伝子が多いとされています。

1:フェニルケトン尿症は常染色体性劣性遺伝により起こります。

2:薬物代謝などに関係する遺伝子多型は、人種差があります。

4:倹約( 節約 )遺伝子仮説は、1962年にアメリカの遺伝子学者ニールによって提唱されました。

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