管理栄養士の過去問
第30回
基礎栄養学 問69
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問題
第30回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問69 (訂正依頼・報告はこちら)
消化器系の調節に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- アセチルコリンは、胃液の分泌を促進する。
- ガストリンは、胃の運動を抑制する。
- ヒスタミンは、胃酸の分泌を抑制する。
- コレシストキニンは、膵臓からHCO3-の分泌を促進する。
- セクレチンは、胃酸の分泌を促進する。
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この過去問の解説 (3件)
01
消化器系の調節には、脳、胃、腸の3つが関わっています。
まず、食事をすると、迷走神経を介してアセチルコリンが脳から分泌されます。これにより、胃酸、ペプシノーゲン、ガストリンの分泌が促進されます。
次に、胃内において食べ物の刺激により、ガストリンが分泌されます。これにより、胃酸、ペプシノーゲンの分泌が促進されます。
そして、食べ物が腸へ移動すると、胃酸、ペプシノーゲン、ガストリンの分泌が抑制されます。これにより、コレシストキニンの分泌が亢進し、胆のう収縮と膵臓の酵素が促進されます。それと同時に、セクレチンの分泌も亢進し、膵液の炭素水素イオン濃度が上昇、胃酸とガストリンの分泌は抑制されます。
2:ガストリンは胃の運動を亢進させます。
3:ヒスタミンは胃壁細胞に作用し、胃酸分泌が起こります。
4:セクレチンの誤り。
5:セクレチンは胃酸の分泌を抑制します。
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02
2. ガストリンは、ペプシノゲンや胃酸の分泌を促進し、胃の運動を活性化します。
3. ヒスタミンは、胃酸の分泌を促進します。
4. コレシストキニンは、膵液中への消化酵素分泌を促進したり、胆のうの収縮や胆汁排出を促進したりします。膵臓からHCO3-の分泌を促進するのは、セクレチンです。セクレチンは、コレシストキニンの作用を強める効果もあります。
5. セクレチンやガストリン分泌を抑制することによって、胃酸の分泌を抑制します。
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03
基礎栄養学/消化・吸収と栄養素の体内動態からの出題です。
1.正しい記載です。胃液分泌を促進する迷走神経がアセチルコリンを神経伝達物質としています。
2.ガストリンは胃の運動を促進します。
3.胃酸分泌の抑制に関係しているのは、セクレチンです。
4.膵臓からのHCO3-分泌を促進するのはセクレチンです。
5.セクレチンは胃酸の分泌を抑制します。
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