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管理栄養士の過去問 第30回 基礎栄養学 問70

問題

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栄養素の吸収と体内動態に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
   1 .
グルコースとフルクトースの刷子縁膜の輸送担体( 輸送体 )は、同一である。
   2 .
小腸上皮細胞内で再合成されたトリアシルグリセロールは、その細胞内でLDLを形成する。
   3 .
小腸上皮細胞に吸収された中鎖脂肪酸は、リンパ管を経て全身に運ばれる。
   4 .
3価の鉄( Fe3+ )は、2価の鉄( Fe2+ )に還元されて吸収される。
   5 .
葉酸は、ポリグルタミン酸型として吸収される。
( 第30回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問70 )
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この過去問の解説 (3件)

14
1. グルコースとガラクトースは、能動輸送型のSGLT1を介して、ナトリウムイオンの細胞内への駆動力を利用して取り込まれます。
フルクトースは。促進拡散型のGLUT5によって、濃度勾配にしたがって取り込まれます。

2. 小腸で再合成されたトリアシルグリセロールは、その細胞内でキロミクロンを形成します。キロミクロンは、毛細血管細胞膜上に存在するリポたんぱく質リパーゼ(LPL)の作用によって脂肪酸とグリセロールに分解されます。LPLの作用で小さくなったキロミクロンはキロミクロンレムナントとなり肝臓に取り込まれます。

3. 小腸上皮細胞に吸収された中鎖脂肪酸は、長鎖脂肪酸のようにキロミクロンを作らず、脂肪酸のまま門脈を経て肝臓に運ばれます。そして肝臓で速やかに代謝され、エネルギー源となります。

4. 正解です。3価の鉄は、2価の鉄に還元されて吸収され、体内で再び3価の鉄になります。

5. 葉酸は、食品中ではポリグルタミン酸型として存在していますが、消化の過程でモノグルタミン酸型となり吸収されます。

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2
正解は 4 です。
基礎栄養学/消化・吸収と栄養素の体内動態からの出題です。

1.グルコースは能動輸送、フラクトースは受動輸送で、輸送担体は異なります。

2.再合成されたトリアシルグリセロールが形成するのはキロミクロンです。

3.中鎖脂肪酸は門脈経由で肝臓に運ばれます。

4.正しい記載です。植物性食品に含まれる非ヘム鉄よりも動物性食品に含まれるヘム鉄の方が吸収が良いのはそのためです。

5.葉酸はモノグルタミン酸型として吸収されます。

1
正解は 4 です。

胃酸やビタミンCの作用により、3価の鉄( Fe3+ )は、2価の鉄( Fe2+ )に還元されて能動輸送によって吸収されます。

1:フルクトースは、フルクトース輸送担体(GLUT5)によって促進拡散で体内に吸収されます。
グルコースとガラクトースは、Na⁺/グルコース共輸送担体(ナトリウム依存性糖輸送体・SGLT1)を介して吸収されます。

2:LDLではなく、キロミクロンの誤り。

3:リンパ管ではなく、門脈の誤り。

5:ポリグルタミン酸型ではなく、モノグルタミン酸型の誤り。

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