管理栄養士 過去問
第30回
問86 (応用栄養学 問86)

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問題

管理栄養士国家試験 第30回 問86(応用栄養学 問86) (訂正依頼・報告はこちら)

日本人の食事摂取基準( 2015年版 )におけるエネルギー産生栄養素バランスに関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
  • エネルギー産生栄養素バランスは、目安量( AI )として設定された。
  • 炭水化物のエネルギーには、アルコールを含む。
  • たんぱく質の下限は、推奨量( RDA )以上であると設定された。
  • 脂質の上限は、飽和脂肪酸の目標量( DG )を考慮して設定された。
  • 活用時には、基準とした値の幅を柔軟に用いる。

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この過去問の解説 (3件)

01

誤っているものは「エネルギー産生栄養素バランスは、目安量( AI )として設定された。」です。

選択肢1. エネルギー産生栄養素バランスは、目安量( AI )として設定された。

誤りです。

エネルギー産生栄養素バランスは、目標量(DG)として設定されました。

選択肢2. 炭水化物のエネルギーには、アルコールを含む。

正しいです。炭水化物のエネルギーにはアルコールを含んでいます。ただし、アルコールの摂取を奨めているわけではありません。

選択肢3. たんぱく質の下限は、推奨量( RDA )以上であると設定された。

正しいです。たんぱく質の下限は、推奨量(RDA)以上であると設定されました。

選択肢4. 脂質の上限は、飽和脂肪酸の目標量( DG )を考慮して設定された。

正しいです。脂質の上限は、飽和脂肪酸の目標量(DG)を考慮して設定されました。

選択肢5. 活用時には、基準とした値の幅を柔軟に用いる。

正しいです。各栄養素の範囲は、おおむねの値を示したものなので、活用時には柔軟に用いることが示されています。

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02

問題文は「誤っているもの」を選ぶので注意しましょう。

選択肢1. エネルギー産生栄養素バランスは、目安量( AI )として設定された。

エネルギー産生栄養素バランスは、目標量(DG)として設定されました。
よって誤りです。

選択肢2. 炭水化物のエネルギーには、アルコールを含む。

文章の通りです。アルコールのエネルギーは、7kcal/gです。

選択肢3. たんぱく質の下限は、推奨量( RDA )以上であると設定された。

文章の通りです。エネルギー産生栄養素バランスの目標量の範囲としては、下限値を13%エネルギーとしています。

選択肢4. 脂質の上限は、飽和脂肪酸の目標量( DG )を考慮して設定された。

文章の通りです。上限値を30%エネルギーとしています。

選択肢5. 活用時には、基準とした値の幅を柔軟に用いる。

文章の通りです。このバランス目標量だけではなく、栄養成分の質なども考慮します。

参考になった数6

03

応用栄養学/食事摂取基準の基礎的理解からの出題です。

選択肢1. エネルギー産生栄養素バランスは、目安量( AI )として設定された。

誤りです。エネルギー産生栄養素バランスは目標量として設定されています。

選択肢2. 炭水化物のエネルギーには、アルコールを含む。

正しい記載です。アルコールはエネルギーを持っているので、摂取を推奨するわけではありませんがエネルギー産生に考慮せねばならず、炭水化物に加えられています。

選択肢3. たんぱく質の下限は、推奨量( RDA )以上であると設定された。

正しい記載です。たんぱく質の不足が無いよう、推奨量を下回らないこととされています。

選択肢4. 脂質の上限は、飽和脂肪酸の目標量( DG )を考慮して設定された。

正しい記載です。飽和脂肪酸の摂取過多が問題視されており、考慮されています。

選択肢5. 活用時には、基準とした値の幅を柔軟に用いる。

正しい記載です。弾力的な活用を促しています。

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