管理栄養士の過去問
第30回
応用栄養学 問96
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問題
第30回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問96 (訂正依頼・報告はこちら)
運動時の身体への影響に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
- 筋肉のクレアチンリン酸は、短時間の運動で利用される。
- 肝臓のグリコーゲンは、長時間の運動で減少する。
- 糖新生は、長時間の運動で抑制される。
- 速筋繊維は、有酸素運動により肥大する。
- 消化管の血流量は、激しい運動で増加する。
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この過去問の解説 (3件)
01
2. 正解です。長時間の運動により血糖値が低下するので、肝臓のグリコーゲンが血糖値維持のために利用され減少します。
3. 長時間の運動によって、筋肉で乳酸が作られます。その処理のために肝臓で糖新生が亢進します。
4. 速筋繊維は無酸素運動により肥大します。一方、遅筋繊維は有酸素運動によって肥大します。
5. 激しい運動によって、消化管の血流量は減少します。
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02
応用栄養学/運動・スポーツと栄養からの出題です。
1.正しい記載です。短時間の運動ではATPの産生にクレアチンリン酸が使われます。
2.正しい記載です。長時間の運動では貯蔵されていたグリコーゲンも利用されます。
3.糖新生は長時間の運動で促進されます。
4.速筋繊維が肥大するのは瞬発性の運動です。
5.激しい運動では筋肉の血流量は増加しますが、消化管の血流量は減少します。
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03
クレアチンリン酸は、リン酸化されたクレアチンのことで、骨格筋や脳などのATPの生成に重要な役割を担っています。反応速度の速さから、短時間の運動に利用されます。
肝臓のグリコーゲンは、運動などの活動中の血糖の維持に利用されます。長時間運動が続くことにより、肝臓のグリコーゲンも減少していきます。
3:糖新生は、長時間の運動により、グルコースが血中から枯渇してしまった場合に起こります。
4:速筋繊維は、瞬間的に大きな力を発揮するための筋肉で、無酸素運動によるトレーニングで肥大します。また、遅筋繊維は、長時間の運動による持続力を支える筋肉で、有酸素運動により肥大します。
5:激しい運動中は、筋肉への血流量が増し、消化管への血流量は減ります。
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