管理栄養士の過去問
第30回
栄養教育論 問98

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問題

第30回 管理栄養士国家試験 栄養教育論 問98 (訂正依頼・報告はこちら)

児童の野菜摂取に関する行動の記述である。オペラント条件づけに当てはまるものとして、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • 先生に「 野菜を食べましょう 」と言われたので、食べた。
  • 野菜を食べたら先生に褒められたので、次も食べた。
  • 運動後おなかが空いたので、野菜も食べた。
  • 友達が野菜を残したので、自分も食べなかった。
  • 野菜を食べたがおいしくなかったので、食べなくなった。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 2と5 です。
栄養教育論/栄養教育のための理論的基礎からの出題です。

オペラント学習では、ある刺激をきっかけに自分の意思による行動をその行動に伴う強化子によって変化させる学習です。

1.先生に言われた結果なので、自分の意思による行動にあてはまりません。

2.正しい例です。先生にほめられたことで強化されています。

3.自身の意思による行動の結果ではないので、あてはまりません。

4.友達の行動によるものなので、あてはまりません。

5.正しい例です。望ましくない結果によって行動の頻度が減少したという例です。

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02

オペラント条件づけとは、報酬や罰に適応して、自発的に行動を行うことです。
1. 先生に言われて食べているので、自発的な行動ではありません。

2. 正解です。先生に褒められたという報酬をうけて、次も自ら食べているので、オペラント条件づけに当てはまります。

3. 自発的な行動ですが、報酬や罰に適応しての行動ではありません。

4. 自発的な行動ですが、報酬や罰に適応しての行動ではありません。

5. 正解です。野菜がおいしくなかったという罰に対する自発的行動なので、オペラント条件づけに当てはまります。

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03

正解は 2と5 です。

オペラント条件づけとは、報酬や罰に適応し、自発的に行動を起こすこと。自発的に行うというのがポイントとなります。

パターンの例
①自発的な行動→②正または負の刺激→③自発的行動の頻度の変化

2は、自発的な行動(野菜を食べた)の後、正の刺激(先生に褒められた)により、行動の頻度の変化(次も食べた)が起きたものです。

3は、自発的な行動(野菜を食べた)の後、負の刺激(おいしくなかった)により、行動の頻度の変化(食べなくなった)が起きたものです。

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