管理栄養士の過去問
第30回
栄養教育論 問99
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問題
第30回 管理栄養士国家試験 栄養教育論 問99 (訂正依頼・報告はこちら)
生活習慣改善に消極的な中年男性に、計画的行動理論を用いた支援を行った。主観的規範を高めるための管理栄養士の発言である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 体重が減ると、検査結果もよくなりますよ。
- ご家族は、あなたがずっと健康でいることを願っていますよ。
- 今よりも10分だけ多く、からだを動かしてみませんか。
- 簡単にできる食事の方法を紹介しましょう。
- 健康になった10年後の自分の姿を想像してみてください。
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この過去問の解説 (3件)
01
栄養教育論/栄養教育のための理論的基礎からの出題です。
計画的行動理論は、近い未来で、ある行動に対する行動意思に関するものです。
このうち主観的規範とは、行動に対する社会的関係の要素です。
1.これは計画的行動理論のうち、行動に対する態度を高める例です。
2.正しい例です。家族の願いに応えさせるという、行動と社会的関係の例になります。
3.これは計画的行動理論のうち、行動コントロール感を高める例です。
4.これは計画的行動理論のうち、行動コントロール感を高める例です。
5.これは計画的行動理論のうち、行動に対する態度を高める例です。
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02
・行動への態度
・主観的規範
・行動コントロール感
が挙げられます。
主観的規範は、「他者の自分の行動に対する期待は評価に応えたい」という気持ちから起こす行動です。
1. 行動への態度を高めるための発言です。
2. 正解です。家族の願いに応えようという主観的規範を高めるための発言です。
3. 他者の期待に応えたい気持ちを高める発言ではありません。
4. 行動のコントロール感を高めるための発言です。
5. 他者の期待に応えたい気持ちを高める発言ではありません。
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03
計画的行動理論は、行動意思に関する理論です。
行動意思は、行動への態度、主観的規範、行動のコントロール感で構成されます。
・行動への態度
ある行動に対して、自身がどのような価値を抱いているか。
・主観的規範
身近な人や社会からの期待やサポートを理解し、それに応えようとする考え。
・行動のコントロール感
行動するための技術や資源を有しており、その行動が容易であると感じる。
問題文は、主観的規範を高める発言を選ぶため、家族の期待を用いた2が正解です。
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