管理栄養士の過去問
第30回
栄養教育論 問100
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問題
第30回 管理栄養士国家試験 栄養教育論 問100 (訂正依頼・報告はこちら)
高校運動部の生徒に対する食生活改善のための支援と、社会的認知理論の構成要素の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 食事内容を練習日記につけるよう勧める ―――――― 観察学習
- 望ましい食べ方をしている選手の例を紹介する ――― 結果期待
- 食生活を改善すれば、体力がつくことを説明する ―― 自己効力感
- 生徒の家族に、弁当の改善を提案する ――――――― 相互決定主義
- できることからやってみようと話す ―――――――― 自己制御
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この過去問の解説 (3件)
01
栄養教育論/栄養教育のための理論的基礎からの出題です。
1.これは自己統制の例です。
2.これは観察学習の例です。
3.これは結果期待の例です。
4.正しい組み合わせです。環境と行動が相互に結び付いて影響し合っています。
5.これは自己効力感を高める例です。
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02
・観察学習:手本となる人の行動を観察することにより、学習者自身の行動に変化が生じる過程
・結果期待:自分の行動から生まれる結果への期待
・自己効力感:自分がこれからやろうとすることを、実行できると思う自信
・相互決定主義:行動が、個人の認知能力や環境と相互に結びつき、影響しあっていること
・自己制御:目標のために行動を制御すること
などがあります。
1. 自己統制の例です。
2. 観察学習の例です。
3. 結果期待の例です。
4. 正解です。生徒の家族という環境と結びついているので、相互決定主義の例です。
5. 自己効力感を促す例です。
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03
社会的認知理論は、社会的学習理論において認知的要因を重視した理論で、バンデューラが提唱しました。
社会的認知理論の構成要素の代表的な例
相互決定主義:個人と環境が結びつき、相互に影響すること。家族や友人のサポートなど。
観察学習(モデリング):成功例を観察することにより、行動に変化が生じること。
結果期待:自らの行動が結果につながる期待。
自己効力感(セルフエフィカシー):ある行動をうまく行える自信。
以上の内容から、家族の協力を提案する4が、正解となります。
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