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管理栄養士の過去問 第30回 栄養教育論 問105

問題

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食事の準備が困難であると感じている、単身男性への栄養教育に関する記述である。バランスの良い食事をとることへの自己効力感を高める支援である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
   1 .
家にどのような調理器具があるかを尋ねる。
   2 .
食事内容の記録を勧める。
   3 .
栄養バランスの良い手作りメニューを紹介する。
   4 .
外食を活用しても、栄養バランスがとれる方法があることを伝える。
( 第30回 管理栄養士国家試験 栄養教育論 問105 )
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この過去問の解説 (3件)

3
◎自己効力感とは、自分でできると思っているかどうかという自信のことで、自己効力が強い行動ほど実行するといわれています。

1. 家にどのような調理器具があるかを尋ねるだけでは、自己効力感が高まるわけではないので誤となります。

2. 食事内容の記録をすることは、セルフモニタリングに該当し、自己効力感を高める支援ではないので誤となります。

3. 食事の準備が困難である人に、栄養バランスの良い手作りメニューを紹介することは、自己効力感を高める支援に該当しないので誤となります。

4. 食事の準備が困難でもバランスの良い食事がとることができることを伝えることで、自己効力感を高めることが期待できるので正となります。

よって正解は、4. となります。

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1
正解は、4です。

1:家にどのような調理器具があるかを尋ねるだけでは、自己効力感を高めることには繋がりません。

2:食事内容の記録は、自分の行動を観察して記録する「セルフモニタリング」です。

3:"食事の準備が困難であると感じている"ため、手作りメニューを紹介することは適切ではないと考えられます。

4:○
"食事の準備が困難であると感じている"対象者に、外食でもバランスの良い食事をとることができるという自信を持ってもらうことで、自己効力感が高まります。

0
正解は 4 です。

【自己効力感(セルフ・エフィカシー)】
バンデューラの社会的認知理論によるものです。ある行動を行うことが出来るという「自信(効力期待)」と、ある行動が良い結果を生むという「判断(結果期待)」の二つが行動を決定する、という考え方です。

自己効力感を得るには、以下のようなパターンがあります。

・成功体験(自身が過去に同じような行動を成功させたという体験)
・代理的体験(他の人がその行動を成功させたのを見たり聞いたりする)
・言語的説得(他の人から自信を得られるような説得を受ける)
・生理的・情動的状態(その行動によって心身の変化が表れること)

問題文の男性は、「食事の準備が困難であると感じている」ため、無理に自分で食事の準備をさせるように誘導するのは望ましくありません。

以上のことから、4の「外食を活用しても、栄養バランスがとれる方法があることを伝える。」ことで、自分でも栄養バランスの良い食事を摂ることが出来るという自己効力感を高めます。

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