管理栄養士の過去問
第30回
栄養教育論 問106

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問題

第30回 管理栄養士国家試験 栄養教育論 問106 (訂正依頼・報告はこちら)

糖尿病教室を修了した患者が集まり、セルフヘルプグループの立ち上げを計画している。それを支援する管理栄養士の対応である。正しいのはどれか。2つ選べ。
  • 他のセルフヘルプグループのリーダーを紹介した。
  • 年間の活動計画は、管理栄養士が決めた。
  • 募金を募り、金銭的な援助をした。
  • グループの活動に使える公共施設を紹介した。
  • 運営は管理栄養士が主体的に行うこととした。

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この過去問の解説 (3件)

01

◎セルフヘルプグループ(自助集団)
疾病や障害などの何らかの問題を抱えている本人や家族の会のことをいいます。当事者が自分自身の独立と仲間同士の協働による自助を目的として形成されています。

1. 他のセルフヘルプグループのリーダーを紹介することで、セルフヘルプグループの立ち上げの参考になったり、相談をできるので正となります。

2. 自発的にグループが運営されるように、指示的にならないようにすることが重要なので、年間の活動計画は、管理栄養士が決めることは適切ではありません。よって誤となります。

3. 募金を募り、金銭的な援助をすることは管理栄養士の対応として適切ではないので誤となります。

4. グループの活動に使える公共施設を紹介することで、活動をする場を決める参考になるので正となります。

5. 当事者が自発的に運営するので誤となります。

よって正解は、1.と4. となります。

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02

正解は 1と4 です。

【セルフヘルプグループ(自助集団)】
共通の問題のもと、自発的に集まった集団のことを言います。仲間同士の自助を目的とし、支援される側から、徐々に支援者へと移行していくことで、グループダイナミクス効果が現れます。

問題文では、管理栄養士はあくまでも支援する立場であるため、主体的な運営はセルフヘルプグループで行います。

以上のことから、1の「他のセルフヘルプグループのリーダーを紹介した」り、4の「グループの活動に使える公共施設を紹介した」りするなどして、直接運営に関わらない支援を提案します。

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03

正解は、1と4です。
セルフヘルプグループとは、同じ問題を抱える者同士が自分達で互いに助け合う集団(自助集団)です。

1:○
他のセルフヘルプグループのリーダーを紹介することは、グループを立ち上げるのに良い参考になると言えます。

2:管理栄養士が活動計画を決めることは、セルフヘルプグループにとって適切ではありません。

3:金銭的な援助は、セルフヘルプグループの立ち上げの計画を支援する対応としては適切ではありません。

4:○
グループの活動に使える公共施設を"紹介"することは、グループの立ち上げの計画に役に立ちます。

5:管理栄養士が主体的に運営を行うことは、セルフヘルプグループにとって適切ではありません。

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