管理栄養士の過去問
第30回
臨床栄養学 問115
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問題
第30回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問115 (訂正依頼・報告はこちら)
経腸栄養補給法が禁忌となる患者である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 口腔がん術後
- 食道がんによる通過障害
- 胃食道逆流症
- 下部消化管完全閉塞
- 脳卒中後の意識障害
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この過去問の解説 (3件)
01
経腸栄養は、消化管運動に問題がない場合に実施することができます。
4:下部消化管が閉鎖していると、栄養が正常に消化・吸収されない恐れがあるため、禁忌となります。
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02
胃や十二指腸、小腸などの消化管にゴム管などを使って直接栄養を投与する栄養療法のことを言います。腸が機能している場合はすべて適応となり、腸が使用できない場合禁忌となります。
1. 口腔がん術後は、経口摂取はできませんが、腸は機能しているので経腸栄養法を適応します。よって誤となります。
2. 食道がんによる通過障害は、胃は使用できませんが、十二指腸や小腸が機能しているので経腸栄養法の適応となり、誤となります。
3. 胃食道逆流症の場合、腸は機能しているので経腸栄養法の適応となり、誤となります。
4. 下部消化管完全閉塞は、腸が機能しないため、逆流、悪心、嘔吐等が生じるため禁忌となり正となります。経静脈栄養法の適応となります。
5. 脳卒中後の意識障害は、咀嚼や嚥下に障害がみられますが、腸は機能しているので経腸栄養法の適応となります。よって誤となります。
よって正解は、4. となります。
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03
経腸栄養は、腸を安全に使用できない状態にある場合は禁忌です。イレウスや難治性の下痢なども含まれます。
1:腸は安全に使用できます。
2:腸は安全に使用できます。
3:腸は安全に使用できます。
4:下部消化管が閉塞していては腸を安全に使用できません。
5:意識障害を有していても消化機能には問題ないと考えられます。
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