管理栄養士の過去問
第30回
臨床栄養学 問120
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問題
第30回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問120 (訂正依頼・報告はこちら)
5歳、女児。血清リン低値と長管骨の骨端線拡大のⅩ線像を認めた。この症例で欠乏しているビタミンである。正しいのはどれか。1つ選べ。
- ビタミンA
- ビタミンD
- ビタミンE
- ビタミンK
- ビタミンC
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この過去問の解説 (3件)
01
【くる病】
ビタミンD欠乏症の一つです。ビタミンD欠乏により、骨形成障害が起こり、長管骨の骨端線拡大がみられます。また、ビタミンDが欠乏することにより、リンの吸収低下またはリンの排出亢進が起こり、血清リン低値がみられます。
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02
くる病とは、骨における石灰化障害により発症し、骨のミネラル成分が減少し、非石化以下基質が増加します。小児期に発症したものをくる病、成人にみられるものを骨軟化症といいます。ビタミンDの摂取不足や腸管吸収不全症候群や日光照射不足によるビタミンDの欠乏によって生じるものが多いです。
よって正解は、2. となります。
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03
血清リン低値と長管骨の骨端線拡大は、くる病で見られます。くる病とは、ビタミンD欠乏、代謝異常による骨の石灰化障害で、骨端線が閉鎖していない子供の病気です(骨端線閉鎖後は骨軟化症と言います)。
よって、正解は2のビタミンDです。
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