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管理栄養士の過去問 第30回 臨床栄養学 問123

問題

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炎症性腸疾患に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
   1 .
クローン病では、抗TNF-α抗体製剤が使用される。
   2 .
クローン病活動期では、成分栄養剤が有効である。
   3 .
クローン病寛解期では、n-3系多価不飽和脂肪酸の摂取を勧める。
   4 .
潰瘍性大腸炎では、5-アミノサリチル酸製剤が使用される。
   5 .
潰瘍性大腸炎寛解期では、たんぱく質の摂取量を制限する。
( 第30回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問123 )
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この過去問の解説 (3件)

12
正解は、5です。

1:○
クローン病では、炎症反応を抑える抗TNF-α抗体製剤が使用されます。

2:○
クローン病活動期では、成分栄養剤が有効です。

3:○
クローン病寛解期では、n-3系多価不飽和脂肪酸の摂取を勧めます。n-6系のアラキドン酸は炎症を起こすプロスタグランジンの前駆体であるため、摂取を控えます。

4:○
潰瘍性大腸炎では、アミノサリチル酸製剤が薬物療法の基本となります。

5:潰瘍性大腸炎寛解期では、たんぱく質の摂取量を制限しません。寛解期とは症状が治まり疾患が快方に向かっている状態のことで、炎症がほとんど見られないため、たんぱく質を制限する必要がありません。

付箋メモを残すことが出来ます。
4
◎炎症性腸疾患とは、潰瘍性大腸炎とクローン病があげられます。再燃と寛解…を繰り返す難治性で慢性の炎症性腸疾患です。

1. クローン病では、5-ASA製剤、副腎皮質ホルモン(ステロイド薬)、免疫抑制剤、抗TNF-α抗体製剤が使用されますが、根本的治療法はありません。よって正となります。

2. クローン病活動期では、食事は禁止され栄養療法が主体となります。成分栄養剤による経腸栄養法か中心静脈栄養法が原則です。よって正となります。

3. クローン病寛解期では、低脂肪食とします。脂肪は30g/日以下として、抗炎症作用の期待のあるn-3系多価不飽和脂肪酸の摂取を増やすとよいので正となります。

4. 潰瘍性大腸炎では、5-アミノサリチル酸製剤(5-ASA製剤)が使用されるので正となります。病変部の腸管に直接作用し、炎症を抑える薬剤です。

5. 潰瘍性大腸炎寛解期では、高エネルギー、高たんぱく質、高ビタミン・ミネラル、低脂肪、低残渣食にします。よって誤となります。

よって正解は、5. となります。

0
正解は 5 です。

問題文は「誤っているもの」を選ぶよう指示している点に注意しましょう。

5:潰瘍性大腸炎寛解期には、たんぱく質を制限する必要はありません。脂質は、腸管の蠕動運動を誘発し、負担となるため控えます。

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