管理栄養士の過去問
第30回
臨床栄養学 問131

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第30回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問131 (訂正依頼・報告はこちら)

貧血とその原因の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 鉄欠乏性貧血 ――――― エリスロポエチン産生低下
  • 腎性貧血 ――――――― 赤血球膜異常
  • 再生不良性貧血 ―――― ナイアシン欠乏
  • 溶血性貧血 ―――――― ビタミンB12欠乏
  • 巨赤芽球性貧血 ―――― 葉酸欠乏

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は 5 です。

1:鉄欠乏性貧血は、鉄が不足することによるヘモグロビン合成低下によって起こります。

2:腎性貧血は、エリスロポエチンの生産低下により起こります。

3:再生不良性貧血は、骨髄の造血機能が異常を来たした場合に起こります。

4:溶血性貧血は、赤血球の破壊亢進によって起こります。

5:正答。ビタミンB12や葉酸の欠乏が原因となります。

参考になった数13

02

正解は、5です。

1:鉄欠乏性貧血は、鉄不足やヘモグロビン合成低下が原因です。

2:腎性貧血は、赤血球生成に関わるホルモンであるエリスロポエチンの分泌低下が原因です。エリスロポエチンは腎臓で産生されます。

3:再生不良貧血は、骨髄の造血幹細胞が減少することにより起こります。

4:溶血性貧血は、赤血球の破壊亢進(溶血)により起こります。

5:○
巨赤芽球性貧血は、ビタミンB12や葉酸の欠乏が原因です。

参考になった数3

03

1. 鉄欠乏性貧血は、鉄が不足することによりヘモグロビンの合成が低下した状態であり、誤となります。

2. 腎性貧血は、腎臓の働きが低下し、腎臓からのエリスロポエチンの分泌が減り、赤血球をつくる能力が低下することで起こる貧血です。よって誤となります。

3. 再生不良性貧血とは、血液中の白血球、赤血球、血小板のすべてが減少する疾患です。よって誤となります。

4. 溶血性貧血は、赤血球の破壊が亢進して起こる貧血です。よって誤となります。

5. 巨赤芽球性貧血は、赤血球系の造血細胞のDNA合成障害により起こり、骨髄における巨赤芽球の出現を特徴とします。ビタミンB12欠乏による悪性貧血、葉酸欠乏による貧血などがあります。よって正となります。

よって正解は、5. となります。

参考になった数1