管理栄養士の過去問
第30回
臨床栄養学 問132
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問題
第30回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問132 (訂正依頼・報告はこちら)
骨粗鬆症に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 閉経後は、骨吸収が亢進する。
- ビスホスホネート薬は、骨形成を促進する。
- グルココルチコイドの長期投与は、リスクを高める。
- カフェインは、リスク因子である。
- ビタミンKを多く含む食品は、予防に推奨される。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:○
閉経後は、エストロゲンの分泌低下により骨吸収が亢進します。エストロゲンは骨吸収を抑制する働きがあります。
2:ビスホスホネート薬は、破骨細胞の活動を阻害することにより骨吸収を抑制します。
3:○
グルココルチコイドは、カルシウムの小腸での吸収、尿細管での再吸収を抑制したり、エストロゲン分泌を抑制したりします。そのため、グルココルチコイドの長期投与は、骨粗鬆症のリスクを高めます。
4:○
カフェインは、その利尿作用によってカルシウムが喪失する可能性があるため、骨粗鬆症のリスク因子となります。
5:○
ビタミンKは、骨にカルシウムを吸着させるのに必要なたんぱく質を活性化させます。骨粗鬆症の予防のためにはカルシウム、ビタミンD、ビタミンKの摂取が必要です。
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02
問題文は「誤っているもの」を選ぶよう指示している点に注意しましょう。
2:正答。ビスホスホネート薬は、破骨細胞に作用し、骨吸収を抑制します。骨粗しょう症の治療薬として用いられます。
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03
1. 閉経後、エストロゲンの減少により、骨吸収が増加しますので正となります。
2. ビスホスホネート薬は、骨吸収を抑え、骨密度を増加させるので誤となります。
3. グルココルチコイドの長期投与は、小腸からのカルシウム吸収の抑制や尿細管でのカルシウムの再吸収の抑制、エストロゲンなどの分泌抑制による骨形成の促進抑制などがおこり、リスクを高めます。よって正となります。
4. カフェインは、利尿作用があり、カルシウムの排出を促すのでリスク因子となり、正となります。
5. ビタミンKは、骨形成に必要な栄養素なので、予防に推奨されます。よって正となります。
よって正解は、2. となります。
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