管理栄養士の過去問
第30回
臨床栄養学 問136
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問題
第30回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問136 (訂正依頼・報告はこちら)
78歳、男性。改訂水飲みテスト3点。嚥下造影( VF )検査で、薄いとろみのついた水分は摂取できた。下顎の可動範囲が小さく、動きは鈍い。舌による食品の押しつぶしは難しかった。この患者に提供する食事の形態として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- オレンジジュース
- 七分粥をミキサーにかけたもの
- 全粥
- 煮込みうどん
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この過去問の解説 (3件)
01
1:オレンジジュースは粘度が低く、誤嚥の可能性があります。
2:正答。適度なとろみがあり、ミキサーによって攪拌されているので、問題文の患者に摂取しやすい形態です。
3:全粥は、咀嚼を必要とするため、問題文の患者には適していません。
4:煮込みうどんは、咀嚼を必要とするため、問題文の患者には適していません。
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02
改訂水飲みテスト3点とは、嚥下あり、呼吸良好、むせまたは湿性嗄声(声がかすれる嗄声のうち、痰が絡むようなゴロゴロという湿り気のある声を伴うもの)があるものです。
1:問題の対象者では、ジュースのようなとろみのついていない液体は誤嚥の危険性があります。
2:○
七分粥とは米1:水7で炊いたものです。とろみがあるため対象者に適切であると言えます。
3:全粥とは米1:水5で炊いたものです。2よりも咀嚼の必要があり、対象者に適切とは言えません。
4:下顎の可動範囲が小さく、動きが鈍く、押しつぶしが困難であることから、煮込みうどんは適切とは言えません。
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03
3点とは、嚥下あり、呼吸変化はないが、むせあるいは湿性嗄声を伴う状態です。
1. とろみのついた水分は摂取できるが、オレンジジュースのようなサラサラとした水分は誤嚥の危険性があるので誤となります。
2. 七分粥は、米1に対して水7の割合で炊いたもので、とろりとした粥です。それをミキサーにかけているのでとろみのある粥になるので正となります。
3. 全粥は、米1に対して水5の割合で炊いたもので、ドロッとした濃いめの粥ではありますが、咀嚼が必要なので誤となります。
4. 煮込みうどんは、舌による食品の押しつぶしが難しいので誤となります。
よって正解は2. となります。
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