管理栄養士の過去問
第30回
臨床栄養学 問138

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問題

第30回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問138 (訂正依頼・報告はこちら)

妊娠糖尿病患者の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
  • 朝食前の目標血糖値は、70~100mg/dLとする。
  • エネルギーの摂取量は、20kcal/kg標準体重/日とする。
  • 炭水化物の摂取エネルギー比率は、50%~60%Eとする。
  • 分割食は、禁止する。
  • 経口血糖降下薬を使用する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、1と3です。

1:○
朝食前の目標血糖値は、70~100mg/dlとします。

2:エネルギーの摂取量は、30kcal/kg標準体重/日(+付加量)とします。
肥満(BMI≧25)妊婦では一般に付加量は加えません。

3:○
炭水化物の摂取エネルギー比率は、50%~60%Eとします。

4:妊娠中は、空腹時血糖値が低く、食後血糖値が高くなりやすいため、1日4~6回程度の分割食が有効な場合があります。

5:妊娠中の経口血糖降下薬は禁忌です。

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02

正解は 1と3 です。

1:正答。空腹時血糖70~100mg/dLを目標とします。

2:エネルギーの摂取量は、30kcal/kg標準体重/日とします。これに、妊娠期に合う付加量を加えます。

3:正答。炭水化物の摂取エネルギー比率は、50%~60%とします。

4:分割食の移行も視野に入れた食事療法を行います。

5:経口血糖降下薬は胎盤を通過し胎児に影響を与える可能性があるため、禁忌とします。

参考になった数1

03

1. 空腹時の血糖値が100mg/dl未満が目標なので正となります。

2. エネルギー摂取量は、30kcal/kg標準体重/日に、非肥満妊婦では、妊娠期に応じた付加量を加え、肥満妊婦では付加量は必ずしもつける必要はありません。よって誤となります。

3. 炭水化物の摂取エネルギー比率は、50~60%Eとするので正となります。

4. 妊娠中は食後の血糖値が高くなるため、分割食が有効な場合がありますので正となります。

5. 経口結構降下薬は使用してはいけないので誤となります。

よって正解は、1.と3. となります。

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