管理栄養士の過去問
第30回
臨床栄養学 問140
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問題
第30回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問140 (訂正依頼・報告はこちら)
高齢者の病態と栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 尿失禁は、脱水症の原因となる。
- サルコペニアは、内臓脂肪量で評価する。
- 誤嚥の予防では、摂食時に顎を挙上した姿勢を避ける。
- 褥瘡患者では、たんぱく質を制限する。
- フレイルティ( 虚弱 )の予防では、身体活動を制限する。
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この過去問の解説 (3件)
01
2. サルコペニアとは、加齢や疾患により、筋肉量が減少することで、握力や下肢筋・体幹筋など全身の筋力低下が起こることをいいます。筋肉量で評価をするので誤となります。
3. 誤嚥を予防するためには、少し前かがみになって食事を摂るようにします。顎を挙上したで飲食すると、気道の蓋が閉まる前に飲食物が滑り落ちて誤嚥する危険性があるので正となります。
4. 褥瘡患者では、低アルブミン血症にある患者も多いので、十分なたんぱく質摂取が必要です。目安量として、1.2~1.5g/kgとします。よって誤となります。
5. フレイルティ(虚弱)とは、心臓や肺、脳など全身の臓器機能が徐々に低下して発生します。適切な栄養摂取や適度の運動が予防となりますので誤となります。
よって正解は、3. となります。
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02
1:尿失禁は、脱水症の原因となりません。
2:サルコペニアは、骨格筋量で評価します。
3:○
誤嚥の予防では、摂食時に顎を挙上した姿勢を避けます。顎を挙上した姿勢では喉と気管が一直線になり、誤嚥を起こしやすいためです。
4:褥瘡患者では、たんぱく質を十分に摂取する必要があります。
5:身体活動を制限すると、フレイルティ(虚弱)になる可能性を高めます。
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03
1:尿失禁は、脱水症の原因となりません。
2:サルコペニアは、骨格筋量で評価します。
3:正答。顎を挙上した姿勢では、食物が滑り落ちやすくなるため、避けます。
4:褥瘡患者では、たんぱく質を制限する必要はありません。十分に摂取します。
5:フレイルティ(虚弱)の予防には、適度の身体活動が必要です。
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