管理栄養士の過去問
第30回
公衆栄養学 問149

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問題

第30回 管理栄養士国家試験 公衆栄養学 問149 (訂正依頼・報告はこちら)

公衆栄養活動に関係する国際的な施策とその組織の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 食物ベース食生活指針の基本方針 ――――― 国連児童基金( UNICEF )
  • フードバランスシートの作成 ――――――― 世界保健機関( WHO )
  • 難民キャンプへの食糧支援 ―――――――― 国連難民高等弁務官事務所( UNHCR )
  • 国際的な食品規格基準 ―――――――――― 国連世界食糧計画( WFP )
  • NCDの予防と管理に関するグローバル戦略  ― 国連食糧農業機関( FAO )

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この過去問の解説 (4件)

01

1:×
食物ベース生活指針の基本方針は、FAO(国連食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)が合同で行います。

2:×
フードバランスシート(食料需給表)はFAOの手引きで農林水産省が作成します。

4:×
国際的な食品規格基準は、FAOとWHOが設置しているCodex委員会が行っています。

3:○

5:×
NCD(非感染性疾患)の予防と管理は、WHOが行います。例えば、たばこの使用により起こる疾患がNCDに当てはまります。

・UNICEF(国連児童基金)は、母子保健、水や衛生、栄養、教育などの子どもに関連する支援を行います。

・UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は、世界の難民の支援および保護を行います。

・WFP(国際連合食糧支援計画)は、世界の貧しい人々に食糧援助やその他の物資を援助を行います。

・Codex Alimentarius委員会は栄養表示の基準値を設定しています。「栄養表示ガイドライン」の策定も行っています。

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02

正解は、3です。

1:FAO(国連食糧農業機関)、WHO(世界保健機関)によるものです。

2:FAOの手引きに基づき、農林水産省が一年に一度作成しています。

3:○

4:コーデックス委員会(FAOとWHOによる政府間組織)により定められています。

5:WHOによります。

参考になった数5

03

1. 食物ベース食生活指針の基本方針は、国連食糧農業機関(FAO)と(世界保健機関)WHOの合同専門家会議で策定されたので誤となります。

2. フードバランスシートとは、食料需給表のことをいいます。日本では農林水産省が作成しますが、国連食糧農業機関(FAO)の作成手引きに準拠して作成しています。よって誤となります。

3. 難民キャンプへの食糧支援は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)で行われているので正となります。

4. 国際的な食品規格基準は、コーデックス委員会と呼ばれる国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)によって設立された組織により行われているので誤となります。

5. NCDの予防と管理に関するグローバル戦略は、世界保健機関(WHO)が関連しているので誤となります。

よって正解は、3. となります。

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04

1:×
食物ベース食生活指針の基本方針は、
国連食糧農業機関( FAO )と世界保健機関( WHO )に基づく対策です。
1995年にFAOとWHOの合同専門会議において作成されました。
国連児童基金( UNICEF )は、子供のための保健・教育・衛生などの支援活動を行う国際機関です。

2:×
フードバランスシートの作成は、FAOのフードバランスシート(食料需給表)作成の手引きに従い、日本及び各国にて毎年作成されています。

3:○
難民キャンプへの食糧支援は、国連難民高等弁務官事務所( UNHCR )に基づく対策です。
UNHCRは難民問題の解決を支援する国際機関です。
国連世界食糧計画( WFP )は国連における世界最大の人道支援機関で、紛争や自然災害による被災国への緊急援助などを行います。

4:×
国際的な食品規格基準は、FAOとWHOが合同で設立したコーデックス委員会に基づき定められています。
コーデックス委員会は国際的な食品規格基準を定める唯一の機関で、消費者における健康の保護や、公正な食品貿易の確保を目的としています。

5:×
NCDの予防と管理に関するグローバル戦略は、WHOに基づく対策です。

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