管理栄養士の過去問
第30回
公衆栄養学 問156
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問題
第30回 管理栄養士国家試験 公衆栄養学 問156 (訂正依頼・報告はこちら)
高血圧の一次予防を目的とした公衆栄養プログラムの目標設定に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 食塩摂取量の平均値を低下させる。
- 野菜・果物摂取量の平均値を上昇させる。
- 血圧降下剤を内服する者の割合を増やす。
- ボランティアによる減塩普及活動の回数を増やす。
- 減塩メニューを提供する飲食店の数を増やす。
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この過去問の解説 (3件)
01
病気にならないように予防する予防医学は、
一次予防・・・生活習慣の改善、健康増進、予防接種による発症予防
二次予防・・・早期発見、早期治療などにより、疾病の重症化を防ぐ
三次予防・・・リハビリテーションなどにより、機能回復をはかり、社会復帰を支援する
のように、分類されます。
1.〇
食塩摂取量の平均値を低下させるのは、食習慣の改善であり、一次予防になります。
2.〇
野菜・果物摂取量の平均値を上昇させるのは、食習慣の改善であり、一次予防になります。
3.✖
血圧降下剤を内服する者の割合を増やすことは、早期治療であり、疾病の重症化を防ぐ二次予防となります。
4.〇
減塩普及活動は 食習慣の改善であり、一次予防になります。
5.〇
減塩メニューを提供する飲食店の数を増やすことは、健康増進につながる一次予防になります。
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02
高血圧の要因の1つである食塩摂取量の平均値を低下させ、高血圧予防の1つである野菜・果物摂取量の平均値を高めることによって、高血圧の発病を予防します。このため、1次予防となります。
3:×
血圧降下剤の内服は、2次予防にあたります。
4,5:○
減塩普及活動や減塩メニューの提供などは、発病前の健康増進のための活動となるため、1次予防です。
1次予防:健康教育、予防接種などの特異的な予防
2次予防:早期発見、早期治療
3次予防:リハビリテーション、疾患再発防止
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03
二次予防は早期発見・早期治療です。
三次予防は生体機能の喪失予防・社会復帰です。
1:○
食塩摂取量の平均値を低下させることは、
高血圧の一次予防になります。
2:○
野菜・果物摂取量の平均値を上昇させることは、
高血圧の一次予防になります。
3:×
血圧降下剤を内服する者の割合を増やすことは、
早期治療にあたるため高血圧の二次予防になります。
4:○
ボランティアによる減塩普及活動の回数を増やすことは、
高血圧の一次予防になります。
5:○
減塩メニューを提供する飲食店の数を増やすことは、
高血圧の一次予防になります。
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