管理栄養士の過去問
第30回
公衆栄養学 問157

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問題

第30回 管理栄養士国家試験 公衆栄養学 問157 (訂正依頼・報告はこちら)

特定健康診査・特定保健指導における評価指標と評価の種類の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 特定健康診査の実施率 ――――――― ストラクチャー評価
  • 特定保健指導の実施率 ――――――― プロセス評価
  • 腹囲が基準値以上の者の割合 ―――― プロセス評価
  • 糖尿病有病者の割合 ―――――――― アウトカム評価
  • 生活習慣病関連の医療費 ―――――― アウトプット評価

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は(4)です。

評価の観点

①ストラクチャー(構造)
職員の体制、保健指導の実施に係る予算、施設・設備の状況、他機関との連携体制など

②プロセス(過程)
保健指導の実施過程、情報収集、問題の分析、目標の設定、指導手段、保健指導実施者の態度、記録状況、対象者の満足度など

③アウトプット(事業実施量)
健診受診率、保健指導実施率、保健指導の継続率など

④アウトカム(結果)
肥満度や血液検査などの健診結果の変化、糖尿病等の生活習慣病の有病者・予備群、死亡率、要介護率、医療費の変化など

1.✖
特定健康診査の実施率は、
アウトプット評価です。

2.✖
特定保健指導の実施率は
アウトプット評価です。

3.✖
腹囲が基準値以上の者の割合は、
アウトカム(結果)評価です。

4、〇
糖尿病有病者の割合は
アウトカム(結果)評価です。

5.✖
生活習慣病関連の医療費は、
アウトカム(結果)評価です。

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02

1:×
特定健康診査の実施率ーアウトプット評価

2:×
特定保健指導の実施率ーアウトプット評価

3:×
腹囲が基準値以上の者の割合ーアウトカム評価

4:○

5:×
生活習慣病関連の医療費ーアウトカム評価


●評価指標

ストラクチャー評価:連携体制、社会資源の活用状況、予算・施設・設備・人員の体制など

プロセス評価:実施過程、実施者の態度、対象者の満足度など

アウトカム評価:健診結果の変化、死亡率、医療費の変化など

アウトプット評価:受診率、実施率、継続率など

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03

1:×
特定健康診査の実施率は、
アウトプット(事業実施量)評価です。
ストラクチャー評価は仕組みや体制を評価します。

2:×
特定保健指導の実施率は、
アウトプット(事業実施量)評価です。
プロセス評価は実施過程を評価します。

3:×
腹囲が基準値以上の者の割合は、
アウトカム(結果)評価です。

4:○
糖尿病有病者の割合は、
アウトカム(結果)評価なので適切です。

5:×
生活習慣病関連の医療費は、
アウトカム(結果)評価です。

――――――――――――――――――――
保健指導は以下の4つの観点から評価を行います。

【ストラクチャー(構造)評価】
実施/連携体制・予算・施設/設備状況などを評価します。

【プロセス(過程)評価】
実施過程を評価します。
具体的には目標設定・実施者の態度・対象者の満足度などです。

【アウトプット(事業実施量)評価】
健診の受診率・保健指導の実施/継続率などを評価します。

【アウトカム(結果)評価】
検診結果/有病者/医療費の変化などを評価します。

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