管理栄養士の過去問
第30回
応用力問題 問181

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問題

第30回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問181 (訂正依頼・報告はこちら)

K介護老人福祉施設に勤務する管理栄養士である。利用者への食事支援を行っている。
利用者は、75歳、女性。70歳時に脳梗塞を発症し、N病院に入院した。退院後、自宅でごろごろしていることが多くなり、歩行が不自由になったため、2か月前に入所した。現在、食事は自立しており、普通食を食べている。最近、水を飲む際にむせるようになり、微熱が続いている。

この利用者の食事形態を考えるうえで、優先されるアセスメント項目である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
  • 体重
  • 嗜好
  • 嚥下機能
  • 食事摂取量

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は(3)です。

水を飲む際にむせがあり、微熱が続いていることから、誤嚥性肺炎を起こしている可能性があります。
嚥下機能が優先させるアセスメントとなります。

1.2.4.✖

3.〇

参考になった数2

02

1:×
体重は、この利用者の食事形態を考えるうえで、優先されるアセスメントとして適切ではありません。

2:×
嗜好は、この利用者の食事形態を考えるうえで、優先されるアセスメントとして適切ではありません。

3:○
嚥下機能は、この利用者の食事形態を考えるうえで、優先されるアセスメントとして適切です。
問題文より、『水を飲む際にむせる』→嚥下機能低下、『微熱が続いている』→誤嚥性肺炎が考えられます。

4:×
食事摂取量は、この利用者の食事形態を考えるうえで、優先されるアセスメントとして適切ではありません。

参考になった数0

03

1,2,4:×
食事は自立して摂取しており、普通食でもむせは見られないため、現段階では優先するアセスメント項目ではありません。

3:○
水を飲む際にむせているのは、食道ではなく気管に入っているためと考えられます。
また、微熱が続いている事から、誤嚥性肺炎を起こしている可能性も考えられます。
以上のことから、嚥下機能の観察が必要です。

参考になった数0