管理栄養士の過去問
第30回
応用力問題 問185

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第30回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問185 (訂正依頼・報告はこちら)

K小学校に勤務する管理栄養士である。養護教諭と学級担任から、Aさんの肥満改善について相談があった。
Aさんは、10歳4か月、男児。身長149cm、体重58.0kg、肥満度39.5%。入学時からの身長、体重測定データを、成長曲線上に整理した(図)。

養護教諭の依頼により、Aさんの母親と面接することとなった。初回面接でまず行うべきことである。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
問題文の画像
  • 小児科専門施設を受診するように勧める。
  • 家庭での主食の量を半分にするように指導する。
  • 運動量を増やすように指導する。
  • 最近1年間の生活状況の変化を聞き出す。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解(4)です。

1.✖
中等度の肥満なので、受診するまでには至りません。

2.✖
成長期に、中等度の肥満で、主食量を半分に減らすのは適正ではありません。

3.✖
運動量を増やすことより、まずは生活習慣の見直しが必要です。

4.〇
この一年間で急激な体重増加が見られるので、ここ一年間の生活状況の確認をすることが、重要です。

参考になった数2

02

1:×
受診を勧める前に、生活状況の変化を聞き出すことが適切です。

2:×
成長期における肥満対策では、極端なエネルギー制限は行いません。
よって主食の量を半分にするように指導することは、適切とはいえません。

3:×
成長期における肥満対策として運動は適切ではありますが、まずは生活状況の変化を聞き出す必要があります。

4:○
この1年間で著しい体重増加がみられるため、まずは生活状況の変化を聞き出す必要があります。

参考になった数1

03

1:×
高度肥満(肥満度50%以上)の時に、小児科専門施設を受診します。肥満度35.9%は中等度肥満の範囲です。

2、3:×
現状、肥満の背景を把握してから、具体的な指導を行います。

4:○
具体的な指導を行うため、生活状況の変化を聞き出す事は必要となります。

参考になった数1